2013年12月20日金曜日

子供との死別-(Cruse Bereavement CareのHPから)

Cruseは各種資料を冊子やオンラインで提供しています。

以下のページに、様々な死別についての記述を見つけました。
http://www.cruse.org.uk/publications/fact-sheets
「親との死別」や「配偶者との死別」、「自殺による死別」などについて
それぞれのガイドがPDFファイルで提供されています。

今回は、その中から「子供の死」を選んで訳してみました。
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『私は怖い。私は何をしているのだろう。
私はまるでジェットコースターの中に入れられた繊細なティーカップのようだ。
とても現実のこととは思えない。この悪夢はいつ終わるのだろう。
寂しくて弱くなってしまった。クルーズだけが頼りだ』

子供の死は親が直面する経験の中で最も衝撃的な出来事です。
子供の死はやりきれない死の代表例です。
親と子の関係は、他に置き換えることのできないものだからです。

多くの親にとって、子供の死は自然の秩序に逆らった出来事です。
子供は親より長生きするはずなのです。
これは、死去したのがどのような年齢の子供であっても同じです。
誕生前であろうと、成人した大人であろうと、
子供との死別による絶望感は圧倒的なものです。

子供の死は、衝撃と不信と混乱と無力感をもたらします。
まるで悪夢の中にいるようです。
死別の痛みは、いくつかの症状を引き起こします。

◇身体的症状:睡眠障害、食欲減退、極度の疲労感、感情的・肉体的な疲労
◇分離不安:死んだ子供への深い切望、胸を引き裂かれるような痛み
◇相反する感情:怒りと罪の意識
◇もし~していたら症候群:例えば「もしもっと早く病気が見つかっていれば」など

深い悲嘆の期間を通じて、死別の状況の詳細を何度も何度も思い出すことは必要なことです。
全ての人はそれぞれ異なった悲嘆のプロセスをたどります。
しかし、癒しのプロセスには、時間の経過と共に、次の要因が共通して現れることが知られています。

逃避
倦怠感はとても早い時期に現れます。
また、疲労感や絶望、苦悩や様々な意欲の減退もみられます。
この時期に、多くの親は友人を避けるようになります。
悲しみに圧倒されているからです。

受容
この時期に、親たちは起こった出来事は覆らないことを認めます。
この恐ろしい死別の意味を見出そうとし、許し、前進しようとします。

再生への学び
この段階は全ての感情が統合され、悲嘆から抜け出そうとした時に現れる最終段階です。
心が締め付けられたり泣いたりせずに愛する我が子を思い出せるようになります。

悲嘆との共生
愛する人を亡くした後、人は悲しみを抱えたまま前進することを選びます。
愛する人を生き返らせることはできないし、存在を消すことはできないからです。

この死別による悲嘆の経験は、否定したり逃避したりすることができませんが、
最終的には私たちを癒してくれます。
子供との感傷的な思い出を、激しい痛みを伴うことなく、愛しめるようになった時、
私たちは前進することができます。

この悲嘆の道のりの中で、最終的に私たちは変わってしまった自分を発見し、価値観の変更を余儀なくされます。
そして、私たちは虚無感を埋め、人生を再構築する強さをつかむことができます。
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Cruseの英語は分かりにくく難しいのですが、
今回は全て分かりすぎるくらいに理解してしまいました。
何故なら、全ての事柄に私は思い当りがあるからです。

子供を亡くした直後はひどく混乱します。
「あの時私がああしていれば」と自問自答を繰り返し、
「私は子供を死なせてしまった」という罪の意識と、
「なぜ私とあの子がこんな目にあわなければならないのだ」という怒りと、
あらゆる激しい感情が絶え間なく襲ってきます。

この期間のことを言葉に表すのは難しいです。
どんなに偉大な作家でも、自分の子供を亡くした時のことは上手に書き表せないくらいです。

ただ、一瞬ぼんやりと「人間、食べられなくて寝られなくて、
どんなにひどい感情に支配されていても、簡単には死なないのだな」
と不思議に思ったことは覚えています。
しかしそれもすぐに「じゃあどうしてあの子は死んでしまったのか」
という怒りの感情にかき消されたのですが。

身体的な不調もずっと続きました。
片頭痛になったり、閃輝暗点になったり。
少し無理をすると、すぐに風邪をひいたり、おなかを壊したりしていました。
半年間ずっと大腸がんの検査ができず、健康診断の会社から注意されたくらいです。

けれど、何年も、どうにかこうにかやり過ごしていると、
いつの間にか子供との楽しい思い出を反芻している自分に気が付きます。
このむごたらしい出来事も、私たちの大切な思い出までは奪えないのです。
思い出を捨てずに、悲しみと共生しながら生きてゆくことが
いつの間にかできるようになっています。

だから、とにかくまずは3年耐え忍んで、生き抜いてみてください。

私は、当時子供を亡くした先輩からそう言われ、
「そんなことはない。私はこの苦しみと痛みを一生忘れない」
と反発しつつも半信半疑で頑張ってみましたが、
事実その通りでした。

死別前の世界には戻れません。
けれど、思い出も愛情も忘れずに、再び人生を歩んでいくことはできます。

気長に、ある意味あきらめて、もう少し生きてみてください。
少なくとも、今よりはずっと生きやすい日々が待っているはずです。

2013年12月18日水曜日

遺族の方へ-年末年始の過ごし方-(Cruse Bereavement CareのHPから)

日本人にとって特別な季節、お正月が近づいてきました。

臨床心理学の世界では「お正月は多くの人が心理的な危機を迎えやすい時期」
と言われています。

CurseのHPにクリスマスへの対処の仕方が掲載されていました。
「同じ人を亡くした家族同士でも、クリスマスをどう過ごしたいか意見が異なる」と指摘し、
対処方法として「早くから予定を相談して決めること」を提案しています。

欧米では、クリスマスは日本のお正月と同じように特別で大切な期間です。
私たちがお正月を迎えるにあたっても参考になりそうです。

※今回は長文になってしまうので、和訳のみを掲載します。
原文はhttp://www.cruse.org.uk/about-grief/christmasをご覧ください。

2013/12/19 23:00誤訳を修正しました。
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死別後の最初の年でも、長年経った後でも、
クリスマスは遺族にとって痛みを伴う季節です。

一人きりでクリスマスを過ごすことも、
死別の苦しみの中でクリスマスを過ごすことも、
どちらも困難であることは明白です。

この困難の解決策の一つとして、かなり前から
「クリスマスをどう過ごすか」を考え調整することがあげられます。

クリスマスをどのように過ごすか、前もって計画を立てましょう。
あなたと、そして、同じ悲しみを分かち合う他の遺族とが、
最も適した過ごし方ができるよう予定を調整しましょう。


クリスマスに対する遺族の姿勢は様々です。
クリスマスを全く祝いたくなく、平日のように過ごしたいという遺族もいます。
一方、故人に敬意を払いながら例年と同じように祝いたいと思う遺族もいます。

遺族にとって「特別なことをして故人を忘れないようにしたい」
と思うのは当然なことです。

その欲求は、故人についてただ話すだけでも満たされます。
静かに話してもよいですし、にぎやかに話しても構いません。
お墓をお参りしたり、思い出の場所を訪れることもよいでしょう。
一人で行ってもよいですし、友人や家族と行くのもよいでしょう。
もし、故人の写真や思い出の品があれば、それをお披露目し、
分かち合うこともよいでしょう。


しかし、故人のしのび方には様々なやり方があります。
家族の間で「自分はこうしたい」という意見が食い違うこともありますし、
「他人にこうしてもらいたい」という要求が食い違うこともあります。

ですから、他人の気持ちに敏感になりながらも、
「自分はこうしたい」と正直に打ち明け話し合うことをお勧めします。



クリスマスの期間中は、日常の生活リズムが妨げられやすく、
自分自身を労わることを忘れがちです。
規則正しく寝起きし、食べるよう注意しましょう。
これらは些細なことですが、あなたの気持ちを改善します。

クリスマスにはお酒を飲む機会が多くなります。
が、アルコールが苦しみを紛らわすのは一時的であることは忘れないようにしましょう。

クリスマスの日に、家族や友達、ボランティアと過ごすことは
あなたの助けになることでしょう。


時が経つにつれ、クリスマスのような特別なお祝いの日は
故人と過ごした幸せな思い出に浸れる日になります。
しかし、同時に、激しい悲しみを呼び起こす難しい日にも成り得ます。
あなた自身と周囲の人を労わることを忘れないようにしましょう。


クルーズはクリスマス休暇中も遺族のためのサポートサービスを続けます。
全てのお電話に、訓練されたボランティアが対応します。

(Cruseからの引用ここまで)
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遺族の間で「どう死別の苦しみに向き合うか」が異なることは
珍しくありません。

子供を喪った夫婦が離婚しやすいのは、
「お互いの悲しみ現れ方の違いに違和感を感じることが一因」
と言われています。

元々日本では、お正月は帰省プレッシャーの季節です。

私自身は、帰省をするとどうしても息子の不在を強く感じてしまい
辛い時期がありました。
「旅行」を口実にお正月から逃げ出していた時期もかなり長くありました。
(余談ですが、お正月の京都には国内外からの旅行者であふれており、
遺族にとってよい避難先だと思います。)

「世間の常識」にとらわれないで、
「自分たちがどうしたいか」を正直に話し合ってみてください。


みなさんにとって一番良い方法でお正月が過ごせるよう、
お祈り致します。

2013年12月8日日曜日

日本のグリーフケア・サポート組織

前回の記事で「遺族の方を助ける方法」をご紹介しました。

その中に
「Cruseのような役立つサポート組織のことを教えましょう。」
という助言がありました。

日本にはCruseのように「無料で24時間死別の苦しみを相談できる」組織はありませんが、
以下のような組織やサイトがあります。

■自死遺族のつどい
自死遺族の方のサポート組織は、活発に活動されており、
全国的なまとまりがあるようです。
以下に全国のサポート組織一覧があります。
http://www.lifelink.or.jp/hp/tsudoi.php

■日本グリーフ・ケア・センター
伴侶を亡くされた方の組織です。
http://members3.jcom.home.ne.jp/osada-mt/
東京・名古屋・伊豆でグループ・ミーティング(グループ・カウンセリング)が行われています。

■生と死を考える会全国協議会(2014/1/15追記)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shinai/seitoshi.htm
死生学で有名な、上智大学のアルフォンス・デーケン氏が名誉会長。
「会員一覧」で全国の組織一覧が見えます。
住所のみでHPのない組織も多々ありますが、
一般の方向けのサポートを行っている組織もあります。

■めんどりの集い
お子さんを亡くしたご両親が対象です。
亡くした理由、亡くなった子の年齢、亡くなってからの年月も、問われません。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hiroba/mendori/
「分かち合いの会」が不定期に東京・大阪・愛知・盛岡などで開催されます。

■天使になった子供たち
病気でお子様を亡くされたご家族のコミュニティサイトです。
http://minna.eek.jp/angel/

■日本グリーフケア協会
http://www.grief-care.org/index.html
現在は、東日本大震災の被災地と、栃木県自治医科大学でケアを実施しているようです。
東京でのワークショップは受付を停止しているようです。

■京都グリーフケア協会
https://www.kyoto-griefcare.or.jp/
京都でグリーフカウンセリングを受け付けています。
個人カウンセリングは60分8,500円から。

■上智大学グリーフケア研究所
http://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/griefcare
「グリーフケアの実践とその支援」ということで有料面談が行われています。
5,000円/回で要予約です。
詳細はこのページをご覧ください。


状況やパーソナリティによって合う合わないがあるので、
あくまでも参考情報としてお伝えいただければと思います。
(ご自分で検索して見つけること可能ではありますが、
検索の際に目にしたくない情報に接してしまうこともあります)

個人的には、死別直後の遺族にとって、
グループワークは時として刺激が強すぎるように感じます。
しかし「同じような経験をしている仲間がいる」と知ることは、
勇気づけられる経験だと思います。


また、お近くの精神科や心療内科などに併設されている
カウンセリングルームでの心理カウンセリングも有効だと思います。
心理カウンセリングの相場は1時間5000円から8000円程度です。

健康保険組合によっては、保健同人社などと契約し、
福利厚生で心理カウンセリングを無料で提供している会社もあります。
そのようなサービスがないかどうか調べ、
同僚の方に教えて差し上げるのもよいと思います。


いつか「サポート組織を教える代わりに碧香堂のサイトを教えていただく」
という使い方をしていただけるよう、
これからも記事を書き綴っていければと思います。

他の記事と違って、書くのにエネルギーが必要で量産はできませんが、
一歩づつ。

2013年12月7日土曜日

周囲の方へ -遺族の方を助ける方法-(Cruse Bereavement CareのHPから)

今回は、遺族の方をとりまく周囲の方に
「どのような方法で遺族の人を助けるのがよいか」
の一案をご提案します。

前回の記事遺族の方へ -自分を助ける方法に引き続き、
Cruse Bereavement Care(英国の国家的な死別ケアの組織)のHP

からの紹介です。

私はあまり英語が得意でないので原文も併記しておきます。
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苦しむ遺族を助ける方法
How to help someone bereaved

親しい人を亡くして嘆き悲しんでいる人を助けるには、
どうすればよいのか悩むところです。
どんな言葉をかけ、どのように働きかければよいか、
いくつかの助言を記しました。お読みください。
If you know someone who is grieving the death of someone close you may wonder how best to support them. Read on for some suggestions of what to say and do.

遺族の方は、亡くなった方について話したがるものです。
遺族の方にとって最も助けになることは、
ただ遺族の方のお話を聞いて差し上げることです。
そして、嘆き悲しむことのできる場所と時間を作ることです。
People who have been bereaved may want to talk about the person who has died. One of the most helpful things you can do is simply listen, and give them time and space to grieve.

また漠然と「何でも言ってください」と助けを申し出るより、
具体的で実用的なお手伝いを申し出ることは非常に役に立つことです。
Offering specific practical help, not vague general offers, can also be very helpful.

■以下のことをお勧めします。 <Do:>

1.もし死別の苦しみに悩まされている人がいるならば、
電話をかけるか手紙を書くか、メールで訪問の約束を取り付けましょう。
Be there for the person who is grieving - pick up the phone, write a letter or an email, call by or arrange to visit.

2.悲しみの受け止め方には、人ぞれぞれの方法があります。
そこには「正しい」方法も「普通の」方法はないことを心に留めましょう。
Accept that everyone grieves in their own way, there is no 'normal' way.

3.遺族の方に話すよう働きかけましょう。
Encourage the person to talk.

4.遺族の方の話を聞きましょう。
Listen to the person.

5.遺族の方が体裁を気にせずに自分自身の感情を表わせれる環境を作りましょう。
Create an environment in which the bereaved person can be themselves and show their feelings, rather than having to put on a front.

6.グリーフケアーーには時間がかかることを心に留めておきましょう。
Be aware that grief can take a long time.

7.記念日や誕生日など、やり過ごすのが難しい特別な日にはコンタクトを取りましょう。
Contact the person at difficult times such as special anniversaries and birthdays.

8.Cruseのような役立つサポート組織のことを教えましょう。
Mention useful support agencies such as Cruse.

9.実務的な手助けを申し出ましょう。
Offer useful practical help.

■以下のことをしてはいけません。<Don't:>

1.遺族を避けること。
Avoid someone who has been bereaved.

2.「あなたの気持ちが分かるわ」「あなたはきっと忘れられる」「時が薬になる」などありきたりな言葉を使うこと。
Use clichs such as 'I understand how you feel'; 'You'll get over it ; 'Time heals'.

3.「前に進まなきゃ。立ち直らなきゃ」と言うこと。
悲嘆に必要な時間は、人によって全く異なるのです。
Tell them it's time to move on, they should be over it - how long a person needs to grieve is entirely individual.

4.話したがらない遺族や、怒りを示す遺族に接して驚くこと。
Be alarmed if the bereaved person doesn’t want to talk or demonstrates anger.

5.遺族の方をサポートする心労を過小に評価すること。
あなた自身のケアも必要なことを覚えておいてください。
Underestimate how emotionally draining it can be when supporting a grieving person. Make sure you take care of yourself too.
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「具体的で実用的な手助け」「実務的なお手伝い」とは、
例えば、以下のような申し出を指します。
・日用品や食料品の買い物代行を申し出る
・遺族の方のお子さんを散歩に連れて行く
・DM停止の手続きを代行する

何もするのもおっくうな気持ちでいる遺族にとって、
こういった申し出はとても助かります。

私は、死別直後に当時の上司が必要な社内手続きの代行を申し出てくださいました。
改めて「家族を亡くしました」と口にすることすら嫌だったので、
とても助かりました。感謝しています。


とにかく「落ち着いてじっくりと悲しみに向き合える環境」
を用意してあげることが大切なようです。

もしあなたが「自分は遺族の方にとって、
死別前から本音で話せる相手である」と自負できるなら、
ぜひ遺族の方にコンタクトをとってみてください。

もし、あなたが「自分は遺族の方とそこまで親しくない。
けれど何か手助けをしたい」と感じたら、
遺族の方のケアを行っている「遺族の方と親しい方」を
サポートするのも一案だと思います。


日本では「Cruseのようなサポート組織を教える」ことは難しいですが、
いくつかの類似組織があります。次回の記事でご紹介します。

2013年12月4日水曜日

遺族の方へ -自分を助ける方法-(Cruse Bereavement CareのHPから)

以前、グリーフケアアドバイザーの記事でご紹介した
Cruse Bereavement Care(英国の国家的な死別ケアの組織)のHP
の中で、
日本に住む私たちにも役立つ情報を見つけました。

英語に堪能な方の助けを得て和訳してみました。
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Supporting yourself -あなた自身を助ける方法-

■以下のことをお勧めします。 <Do....>

1.誰かと、故人のことを話しましょう。
その人との思い出や、あなたがその人をどう思っていたかについて話しましょう。
Talk to other people about the person who has died,
about your memories and your feelings.

2.自分を労わってください。
規則正しく食事をとり、十分な休息をとってください。(たとえ眠れなくても)
Look after yourself. Eat properly and try to get enough rest (even if you can’t sleep).

3.悲しみにひたることを自分自身に許しましょう。
そして悲しむための時間を取りましょう。
Give yourself time and permission to grieve.

4.もし、助けが必要だと感じたら、助けを求めましょう。
Seek help and support if you feel you need it.

5.自分に何が必要かを、人に伝えましょう。
Tell people what you need.


■以下のことをしてはいけません。<Don't....>

1.孤立すること。
Isolate yourself.

2.感情にフタをして隠し続けること。
Keep your emotions bottled up.

3.助けが必要な自分は弱い人間だと考えること。
Think you are weak for needing help.

4.家事や仕事ができないことに罪悪感を感じること。
Feel guilty if you are struggling to cope.

5.ドラッグやアルコールに依存すること。その効果は一時的でしかありません。
Turn to drugs or alcohol - the relief will only be temporary
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以上が http://www.cruse.org.uk/supporting-yourself
からの引用とその和訳です。


経験のない方は意外に感じられるかもしれませんが、
亡くした人について話すことは、心が慰められる一時です。

「あの時あの人はこうだった、私はこう思った」
ととりとめもなく話していると、まるでその人がそこにいるかのような幸せを感じられます。
思い出を話している間は、死別の痛みも少しは和らぎます。

私達遺族は死別という形でその人を失いましたが、思い出までもは失われていません。
思い出せば、いつでもあの人の姿を思い浮かべられる。
そしてその思い出は人と共有できる。

そう体感できると、なんだか落ち着くことができます。
そして、何度も話しているうちに徐々に気持ちが整頓されていきます。

ですから、周囲の方はぜひそのお話を聞いてあげて欲しいと思います。
遺族が一番傷つくのは「そんな話をやめなさい。現実を見なさい」
と言われることです。


そして、周囲の人に「自分がどうして欲しいか」を伝えるのは大切なことです。

話したければ「話し相手になって欲しい」と言い、
そっとしておいてほしければ「今はあなたと話したくない」とはっきり言いましょう。

残念ながら、過剰に遺族の方とかかわりたがる方も中にはいらっしゃいます。
中には宗教や健康食品の勧誘をなさる方も・・・。
「無神経なこと言う人に限って家に押しかけてくるのは何故?」
と思う経験をされる方も少なくはないようです。


最後に。
規則正しく3食を食べ、布団に入ることは大切です。
眠れなくても、ベットに体を横たえましょう。

「眠れない、食べられない」と感じたら、病院へ行きましょう。
評判の良い精神科や心療内科は常に予約がいっぱいであることも。
かかりつけの病院があれば、そこで相談してみるのも一案です。

2013年12月2日月曜日

喪中お見舞い

「喪中葉書が届いたら、喪中見舞いを贈りましょう」
そんなキャンペーンを耳にするようになりました。

従来、日本では「訃報を聞いたら、弔問に駆けつけるか電報とお線香を贈る」
というのがお悔やみのマナーとされていました。

しかし近年では、家族葬などの増加に伴って
「年末に喪中はがき(年賀欠礼状)を受け取ってはじめて訃報を知る」
というケースが増えました。

この場合、従来のルールにのっとると、
年明けにお返事として「寒中見舞い」を出すことになります。
これではあまりにもそっけなさすぎますし、間が空いてしまいます。
かといって、年末に今更弔問に行くのも不自然です。

そこで、「喪中はがき」を受け取ったら「喪中見舞い」をお贈りし、
お悔やみの気持ちを表す。
それが「喪中見舞い」という新しい習慣です。


私自身にも経験がありますが、
喪中のお正月というのは寂しいものです。

TVでは「家族団欒」を強調するCMが次々に流されます。
年賀状も届きません。

配偶者やお子さんを亡くされた方は特に
「自分の家族は世間と異なってしまったのだ」
と疎外感を感じることでしょう。

死別後間もない遺族にとって、
お正月は試練の期間でもあるのです。


碧香堂は、そんな喪中のお正月の慰めとなるよう、
「年内に喪中お見舞いをお贈りする」ことを提案します。

喪中お見舞いとしてお線香を贈るのも、もちろんよいと思いますが、
「葬儀の際にお線香ばかり頂いてしまって3年分くらいある」
という方も少なくありません。


碧香堂のグリーフケアギフトは、
そんな時に贈って欲しいと思って開発したものばかりです。

いつとちょっと違うお線香やろうそくを灯せれたら、
お正月の寂しい気持ちも少しは慰められると思います。


碧香堂のグリーフケアギフトはいずれも喪中見舞いに最適だと自負していますが、
特におすすめしたいのが、新製品のお花のろうそく箱入りギフト

このキャンドルはバンコク郊外の工場で一点一点手作りでつくられたもので、
ほんのりとお花の香りがやさしく香るアロマキャンドルです。
ピンクとブルーの2色をご用意しました。

喪中のご挨拶状もお付けします。
挨拶状の文面は4種類からお選びいただけますので、
贈り主様の気持ちに沿ったメッセージをお届けすることができます。

12月25日ご注文受付分まで、全国送料無料でお届けします。
この機会にぜひご利用ください。

心をこめて包装・発送させていただきます。

(画像をクリックすると、商品ページへリンクします。)

http://griefcaregift.com/?pid=66409690

2013年11月20日水曜日

お花のろうそく(5)-初の取引

アメリカから別のろうそくを少しだけ輸入してみた私ですが、
やはり、タイのあのお花のろうそくのことが忘れられません。

しかしメールの返事ももらえないのではどうしようもありません。
お花のろうそくのことは一旦諦め、
お線香だけでもこの事業をやってみよう、と様々な準備を進めました。

幸運にも、2012年6月に中小庁の創業助成金をいただけることになり、
2013年7月にネットショップ碧香堂をオープン。

前回バンコクから持ち帰ったろうそくを大切に使いながら、
商品展開を行いました。

お線香も、素敵な色と香りで好評なのですが、
やはりこのお花のろうそくは人の目を惹きつけます。

試しにアウトレット商品として1箱だけ出品してみたところ、
あっという間に売れてしまいました。

やはりもう一度あの会社との取引にトライしたい。
そんな思いが募り、9月に東京ギフトショーへ参加するために上京した際、
ミプロに相談に行きました。
相談相手はもちろん、アトランタでもお世話になった貿易アドバイザーさんです。

「実は、注文は最低5000USDからだと言っているタイの会社に、
まずは500USDから取引させてくれないかと打診したいのですが」
と相談したところ、
「うーん。それはもう、当たって砕けるしかないね」
とのこと。

そして無理してでも1000USDは出すべきなのかと悩む私に
「創業間もない時期に資金面で無理をするのは決してだめだ」
と諭してくださいました。
「でも、大丈夫。あなたはアトランタで交渉のコツをつかんだと思うよ。
事前に『また行くよ、よろしく』とだけメールを出しなさい」
とアドバイスをいただきました。

半信半疑でメールを出してみたところ、なんとすぐにお返事が。
そこには「わざわざ知らせてくれてありがとう。
初日に来てくれれば、サンプルを上げれるよ」
と書いてありました。

そこで「最新のカタログを送ってください。事前に注文を吟味したいので」
とメールを打ち、私はタイへと旅立ちました。

今回は「タイ王国貿易センター」を通じて登録したせいか、
スムーズに入場できました。

それどころか、ランチクーポンまで付いてきて、ゴージャスなお昼をいただくこともできました。
バイヤー用ラウンジも使えます。
もうフードコートでノートを広げる必要もありません!

私は意気揚々とブースに乗り込み、まずはサンプルの交渉です。

最初は「やあ、ようこそ。気に入った商品の写真を撮ってください」としか言われませんでしたが、
さりげなく「メールをありがとう。初日に来ればサンプルをくださる
とおっしゃったので初日に来ました。サンプルを選んでよいですか?」とアピール。

「ああ、どうぞ」とのこと言われたので、私はさっそくサンプルを選び始めました。

彼のろうそくはますます美しくなり、パッケージも改良されていました。

やっぱり素敵!
このろうそくを、絶対に手に入れたい。

夢中でサンプルを選んでいると、彼の顔が曇っていることに気が付きました。
あれ、ひょっとして私はサンプルを選びすぎ?

ふとブースを見渡すと、バックヤードに、他のバイヤー用でしょうか。
それぞれポストイットをつけた商品が1袋づつ積まれていました。

やっぱり1人1つぐらいが相場なんだ。しまった。

そこで私は内心慌てながら言いました。
「ほんの少しの注文だったら、私のバンコク滞在中にこのろうそくを
受け取ることができますか?もちろんお金は払います」と。

しばらく考えて彼は言いました。
「そういえば、お前は3年前にもやってきたな。よし、いいだろう。商品を選べ」

やった!交渉成立です。

しかし問題が生じました。

代金総額の30%のデポジットをその場で支払わないといけないのですが、
その時私は十分なタイバーツを持っていませんでした。
昨年まで会場にあったはずの銀行は姿を消しており、両替をするなら
タクシーで最寄りの駅まで行かないといけないそうではありませんか。

ブースに戻って相談すると、
「いいよ、今日中にATMから払い込んでくれ、そしてそのレシートをSMSで送ってくれ。
3年待ったんだ。1日くらい待てない訳がない」と言われました。

3年前の私を覚えてくれていたのはうれしいけれど、メールを無視したのはそっちじゃ?!
ていうかATMからの振込ってどうやるの?!と思いながら、
私は笑顔で感謝を伝えて会場を後にしました。

タイ在住の友人の助けを借りて、なんとか払い込みを終え、
翌日注文書のコピーをもらおうと再度ブースに出向いたところトラブル発生。

「お前の注文書は既に工場に送ってしまった。コピーは渡せない」
と言うではありませんか。
彼は引き渡しの日に来れないと言っていたので、
注文書のコピーがないと、いざという時に私は困ってしまいます。
なだめすかして、彼のスタッフにもう一度注文書を書いてもらっていると、
彼は明らかにイライラしてきてしまいました。

展示会期間中の時間はとても貴重。
出展者の方は少しでも多くのバイヤーと会話をしたいはずです。
しかし、日本人の私としては、ドキュメントがなければいざという時に
誰にも申し開きをすることができず困ってしまいます。

なんとか注文書のコピーを手にした私ですが、
途中で彼からかなり強い言葉も投げかけられてしまいました。
彼は「はやりこんな小口取引をするんじゃなかった」と
後悔しているのかもしれません。私はすっかり凹んでしまいました。

そんな私は、翌日お線香の会社の工場見学に出かけました。
工場見学の最後に、お線香会社の担当者が口を開きました。
「昨日、あなたのキャンドルメーカーのオーナーが私たちのブースに来た」
と。びっくりする私をしり目に、彼女は理路整然と話し始めました。
「彼は、あなたが小さい取引なのに多くの条件を言うのでイライラしてしまった、
と言っていた。
彼は既に大きな顧客を持っており、通常もっと大きな金額でしか取引しない。
しかし、彼はあなたの創業を手伝いたいと言っていた。
彼を信じてもよいと思う」と。

私のお線香の会社と、彼のろうそくの会社のブースはすぐ近くに並んでいました。
私はろうそくのピックアップの日を決める際に
「この日は、あのお線香会社の工場に見学に行くのでどうしても来れない」と断っていたのです。

彼はそれを覚えていて、私が去った後、
お線香会社のブースに足を運んでくれたのでしょう。
彼のその行為にも、それを私に伝えてくれるお線香会社の彼女にも
私は心を打たれました。


正直、本当にろうそくを引き渡してもらえるのか不安になっていた私ですが、
彼女のこの報告のおかげで、
「そうだ、あんなきれいなキャンドルを作る人が不正をする訳がない」
と気持ちを取り戻すことがでいました。

ろうそくの引き渡しの日、恐る恐るブースを訪れると、
なんと彼の姿がありました。

用意されていたろうそくは注文通りでパッキングも完ぺき。

私は彼に「私は以前アメリカからろうそくを輸入したのだが、
パッキングが不十分で痛い目にあった。
でもあなたのパッキングは完璧だ」と伝えました。
「どうだ、俺のろうそくが一番だろう」と得意げな彼。

私は次回は規定通りの金額で注文することを約束して会場を後にしました。

こうして、私とお花のろうそくメーカーの初の商取引が完了しました。
私があのお花のろうそくと出会ってから、実に3年の月日が流れていました。

タクシー売り場で積み上げられる、私の荷物。
こんなに大きな荷姿になってしまいました。


創業物語・お花のろうそく編はこれにて完了。
こうして、皆様にお届けできるようになったお花のろうそくがこちらです。

お花のろうそく(4)-アメリカでの修行

こうして私は、晴れてアメリカでの見本市に参加できることになりました。

会場はアトランタのアメリカズマーケット。
3ブロックにわたってビルが建っており、その中に5000店もの販売代理店が入っています。

バンコクでの反省を踏まえて、与えられた3日間では十分に会場を回ることができないと判断。
前後に自腹でホテルを取り、1週間滞在することに決めました。

アトランタは、バンコクと違って初めての土地で緊張します。

英語も早くて聞き取るのが大変です。
初日に警備員に呼び止められたと思って慌てて書類を出したら、
ぷっと笑われてしまいました。
「僕はただHelloとあいさつしただけだよ。登録はあっち」
とのこと。

うれしいのは、海外からのバイヤーのためのラウンジが使えることでした。
会場の一角のホテルのようなラウンジにコーヒーや軽食が用意されていて、Wi-fiも無料。
パソコンやプリンターも使うことができます。

バンコクとの待遇の違いに感激していたらミプロの方に
「どこの展示会でも海外バイヤーのためのラウンジはありますよ。
バンコクでも使えたはずです」と笑われてしまいました。

私は1週間毎日このビルに通いました。
日没後は治安がよくないと聞いていたので、朝1番に会場入り。
分厚いカタログから「Made in USA」のキャンドルメーカーをピックアップし、
タイムリミットの午後5時まで、片っ端からブースを訪れました。

中には、あのタイのお花のろうそくメーカーの商品を扱っている会社もありました。
こんな遠くのアメリカまで流通しているとは…。

いくつかの失敗をしでかしながら、私は貿易アドバイザーさんと
親切なブースのスタッフさん達から
「細かい条件は、帰国後メールでつめる」
「現地で確認すべきは、商品の詳細」
「取引相手に自分を印象付けて信頼関係をつなぐ」
ことの大切さを学びました。

7日間の期間中には、いろいろな出来事がありました。

大きなメーカーのCEOさんとの会談を偶然ゲットできてしまい、
あわてて徹夜で資料をつくったり、
商談相手のメーカーの男性に突然食事に誘われて困惑していたら
「心配するな、俺たちはゲイだ」と言われ、さらに困惑したり。

毎日通うバイヤーは少ないらしく、期日の後半になると、
ラウンジ担当の女性や入り口の警備員にも顔を覚えられてしまいました。
それどころか、道に迷っている他のバイヤーにフロア案内ができるまでに。

最後から2日目の午後、私はほぼすべてのブースを回り終えました。
そこで初日に「日本に輸出できるかどうか分からないわ」と言われてあきらめていた
ブースに再度出向き、再度交渉しました。
ブースの担当女性は、困ったような笑顔をうかべ
「日本に輸出できるかどうか分からないの」と再度私をやんわりと拒絶します。
でも私は負けません。
「ええ、分かってる。
でもせっかく日本から来たのだから香りをテストさせて。
私、このアロマキャンドルがこのビルの中で一番気に入ったの。
コーヒー豆はあるかしら?」
とあくまでフレンドリーかつ強引にテスティングを開始。
鼻のリフレッシュに使うコーヒー豆を片手に全30種類の香りを全て
メモを取りながら確認しました。

そんな私を見ながら、担当の女性と隣のブースの男性が
「彼女は初日には簡単に追い返されていたのに、
今日は食い下がってテスティングまでしている」
「サンプルまでゲットしたのよ。コーヒー豆も要求された」
「日本人には珍しい積極性だね。彼女はよいバイヤーになるよ」
「そうね。きっと」
と話しているのが聞こえた時には、してやったりと思いました。

(実は、このメーカーは既に日本の大手商社と取引をしていたので
私のこの行為は全くの無駄だったのですが。)

最終日に気分よく歩いていると、警備員の男性に呼び止められました。
初日に英語が聞き取れなかった私を笑った男性です。

「君は毎日朝早くから来てよく歩いたね。
初日は僕の挨拶も分からずに困っていたけれど、いろんな友達もできたみたいだ。
君のビジネスはきっと成功するよ。来年もまた来てね」
と微笑む彼。

その笑顔を見た時、私はバイヤーとして少しだけ成長できた気がしました。

こうして私は、アメリカ南部のホスピタリティーに心を温められ、
私はアトランタを後にしました。

タイからろうそくを持ち帰り、
300円の消費税を支払っていたので参加できたこの見本市。

「とてもたくさんの偶然と親切に助けられた。
きっと私はこの事業をやるべきなんだ。
どうすればいいのか、今は全く分からないけれど」
と思いながら。

最終日にかろうじて撮影したビルの外観の一部。
会場内は全て撮影禁止です。



次の記事へ続きます。

お花のろうそく(3)-ミプロのサポート

帰国後、すぐにお花のろうそくのメーカーにメールを打ちました。
しかし返事がありません。

ジェトロの相談窓口で相談しましたが、
「貿易は、相手もこちらも満足しないと取引は成立しない。
あなたは商品を気に入ったのかもしれないが、
向こうはあなたを気に入らなかったのでしょう。
もっと大きな会社との取引を希望しているとか。」
と言われてしまいました。

私の起業は、あのろうそくとお線香があることが前提です。
「どれだけよい商品でも、諦めなければいけないこともある」
と言われましたが、諦められません。

「どうしたものか」と悩んでいた私にミプロからメールマガジンが届きました。
東京での「海外展示会・見本市での雑貨買付け基礎実務」
というセミナーの開催を知らせるものでした。

まさに、私が悩んだ「見本市での買い付け」の実務を学べる講座です。

ミプロは、小口輸入をサポートする団体で、東京に窓口があります。
セミナーの参加費は1000円と格安ですが、問題は交通費。
東京まで新幹線で行くとかなりの出費です。

しかし、このまま届かないメールを待っていても仕方ありません。
それに無駄に何回もタイに行くよりは効率がよいでしょう。
私は思い切って東京まで行くことに決めました。

セミナーに行く直前に、ようやくお花のろうそくのメーカーからメールが届きました。
そこには、1回の最低注文金額が高額であることと、
既に日本の大手雑貨店との契約があることが書かれていました。

ううむ。これは難しそう。
それに、見本市で私が気に入った商品がカタログに記載されていません。

私は、条件にはあえて触れずに、見本市での写真を添付し
「私が気に入ったこの商品はいつから注文可能ですか?」
とだけ問合せをしました。
お礼の言葉と、いかに自分があなたのろうそくに魅せられているかを添えて。

しかし、返事はありません。

一方、東京で開催されたセミナーは私にとって有意義なものでした。
「アジアの見本市での買い付けは1回の注文が高額になる。
欧米の見本市では、卸売業が発達していないこともあってメーカーが直接小売店に売る。
そのため少額でも注文を受け付けてもらえる」ということを知りました。

そして「アメリカの見本市への買い付けツアーが開催される」と説明がありました。

専門家も随行して、商談をサポートしてくれるとのこと。
応募条件に「法人であること」と書かれていたので諦めていたのですが、
セミナー終了後にミプロの方にご挨拶したところ、
「過去には個人で参加した方もいらっしゃいますよ。
アメリカ大使館の厳しい審査を通過すれば参加できます。
チャレンジしてみては?」と勧められました。

専門家に同行してもらえれば、私の何がいけなかったのか、
はっきり理解できるでしょう。
これはまたとないチャンスです。

「よし、ダメモトで応募してみよう」と応募してみたのですが、
この審査が厳しいのなんの。

要するに、アジア各国からの参加は「コピー業者じゃないのか」と疑われる訳です。
その疑いを晴らすために「本当に小売をしています」ということを
証明しなければならないのです。

困りました。
私には商売の実績というものは皆無なのです。

受付を担当されているアメリカ大使館の担当女性からも
「あなたの場合、バイヤーで登録するのはかなり困難です。
ゲストでなら登録可能です。
しかしゲストでは買い付けができない可能性が高いです」
と言われてしまいました。

バイヤーで登録するには、
「商工会の会員登録や、事業税の納付記録など、公的な記録が必要」
とのこと。

公的な記録・・・・しばらく考えて、はたと思いつきました。
私の手元には、タイからあのろうそくを持ち込んだ際に税関で支払った
消費税の領収書があります。

私は、タイに行く前にジェトロの方に輸入手続きを相談していました。
その際、
「もし買い付けができたなら、帰国時は手続きを学ぶためにも正々堂々と申告すべき。
通常なら20万円以下の物は見逃されるから、コスト的にも問題ない」とアドバイスされ、
それに従ったところ、大方の予想に反してしっかりと課税されてしまった。

通常ならば見逃されるであろう小さな金額だったのですが、
・タイバーツで記入すべきところを、私は誤って日本円に換算した金額を記入していたので
3倍の金額で、税関審査官に認識されてしまった
・私を担当したのが新人らしい税関審査官で、上司に判断を求めた
・上司らしき方に輸入の目的を聞かれたので、私は正々堂々と「今後販売してみたいと考えていて、これはそのサンプルです」と答えた
の3点が重なって、300円だけ消費税を徴収されたのです。

たかが300円、されど300円。
これは立派な「消費税納付」の証拠となるのではないでしょうか。

私は、この領収書に加え、バンコクの展示会で使った
「何故私はこのビジネスを始めるか。
どのようなビジネスモデルを考えているか」の説明資料。
そして、「なぜアメリカで買い付けをしたいか」と「今後のビジネス計画」
を添えて提出しました。
日本語だけでなく、英訳も添えて。
日本語の資料に英訳を加える作業は、SE時代に行った経験があったため比較的スムーズにできました。

そして私は、見事参加を許されることになりました。

それまで厳しい態度だった大使館の女性が電話で
「書類を見ました。グーーレイト!
よく短い時間でこれだけの資料を揃えましたね。 
おそらく先方も許可するでしょう」
と弾んだ声で話してきてくれた日のことを、私は今でも鮮明に覚えています。

当時使用した資料の表紙。

 

余談ですが。
今年もこのツアーに参加しようと申し込んだところ、彼女の突然の訃報を知りました。
事業の成果を報告したい方の一人だったので、
十分な成果を報告できないままであることを悔しく思います。
次の記事へ続きます。

2013年11月19日火曜日

お花のろうそく(2)-再会

バンコクで素敵なお線香とろうそくと出会ってから約2年。

日本に戻った私は漠然と「こんなお線香やろうそくが日本でも買えたらいいのに」
と考えていました。

「自分で輸入販売をやってみようか」と思わないでもなかったのですが、
一方で冷静に「私に輸入や小売りの経験はない。
それに、子供を亡くした母親というのは、現代日本ではマイノリティ。
商売として成り立たないだろう」と判断していました。

私はそれまでその職業人生をずっとIT業界でSEとして過ごしていました。
輸入も小売りも、どうやってよいのか全く分かりません。

しかし、東日本大震災の後、子供を亡くした親仲間が
たくさん生まれてしまったことに心を動かされました。

そしてTVで、お子さんが見つかった場所に
様々なろうそくを灯しておられるご夫婦を見た時、
「私はあのろうそくを輸入しなければ」と思いました。

日本でも個性的なろうそくは手に入ります。
けれど1つ300円から500円ととても高価。
カメヤマローソクさんが「故人の好物」シリーズを発売されていますが、
どれも和風で年配の方を想定した商品です。

「子供のために物を買う」という行為は、親にとって喜びにあふれた行為です。
しかし子供を亡くすと、そういった楽しみから拒絶されてしまいます。
唯一残されるのは、お供えするお線香やろうそくを買うことくらいになってしまいます。

あの人たちが、可愛らしいあのお花のろうそくを灯せたら、
ほんの少しは心が慰められるのではないだろうか。

そして、そのような商品を私がお届けすることによって、
「あなたと同じ経験をした人がここにいます」と
伝えることも可能になります。

死別直後、同じ経験をしたことがある人との出会いは、
私の心を慰めてくれました。
「この辛い経験をしているのは自分一人ではないのだ」と思えると、
なんとか明日も生きてみようと思えるのです。


その後、転職や紆余曲折を経て、2012年の夏。
私は「このお線香とろうそくを自分で輸入して売ってみよう」
と決意しました。

「まずは、商品を入手するのが先決だ」と思いました。
輸入ってどうやればよいのでしょう。

私はそれまでの経験で
「入門書を3冊読めば、その業界の概要は把握できる」
ということを知っていました。

そこで、とりあえず大きな書店や図書館で
「個人輸入の始め方」「貿易入門」的な本を
手当たり次第に入手して読んでみました。

すると、どうやら「国際見本市に行って商品を開拓する」のが
個人起業の王道であることが分かりました。

そして「世界の主な見本市」として、
私が幼馴染に連れて行ってもらった、あのバンコクのショッピングイベントが
記載されていました。

もう、これは運命です。

最後の職場を傷病で退職した私には、
手術へのお見舞金として医療保険が払い込まれておりました。
なんとなく使う気になれず、ずっと保管してありました。
「あのお金を使って、もう一度バンコクに行こう」
そう決めました。

イベントのサイトを検索すると英語ページがあり、
「Buyer」のタグから必要事項を記入したところ、
あっけなく「バイヤー」として登録することができました。

幸い、お線香の会社はこのイベントに参加しており、
メールをしたところ簡単にアポイントメントを
とることができました。

問題は、お花のろうそくの会社です。
ショップ名も会社名も、商品名も分かりません。
手がかりは、手元に残っているろうそく実物だけです。

仕方がないので、ろうそくを持参して見本市の会場へと向かいました。

会場はとても広く、時間は限られています。
あてなく動くのは得策ではありません。
受付を担当してくれた男性に、
「私はこのキャンドルを探しに日本から来ました。
何か御存知ではありませんか?」と聞いてみましたが、
「私には分かりません」と言われてしまいました。

私があまりにも不安な顔をしていたのでしょう。
隣にいた女性が「キャンドルメーカーならこのエリアに多くありますよ」
と、会場マップを手に教えてくれました。

会場マップを手に、いざブースへ。

さんざん歩き回った挙句、ついに私はそのブースを見つけることができました。

お花のろうそくはますます素敵になっており、
ブースは2年前の3倍くらいの広さになっていました。

うれしくて駆け寄り、練習してきた英語で言いました。
「私はこのキャンドルを探しに日本から来ました。
今、お時間よいでしょうか?」

緊張と経験不足を悟られないように、明るく・優雅に・感じよく。

すると、オーナーの男性は微笑みながらこう言いました。
「ようこそバンコクと私のブースへ。
でも、今からTVインタビューがあるから15分後にしてくれないか?」

彼は、2年前にジャンバーを着ていたあのおじさんと同一人物のはずですが、
ピンクのストライプのワイシャツを着て、高そうなネクタイを締めています。
そして、ブースもデコラティブに装飾されており、
ショップカードなども完備されています。

あの「お花のろうそく」がなければ、同じ会社のブースだとは信じられません。
それにTVインタビューって…!

インタビューが終わるのを待って商談させていただきましたが
「今日ここで気に入った商品の写真を撮って、後はメールで注文してくれ」との一点張り。
「カタログも取引条件もメールで送る」とのことです。

事前に読んだ本では
「日本の見本市は情報収集と名刺交換が主だが、
海外の見本市は実際に注文する場所。
その場で注文する決断を下さないと、決定権のない人間だと思われ相手にしてもらえない」
と書いてありました。

ただでさえ、経験も実績もない私です。
「絶対にその場で注文!」の気持ちでいたのですが、
なんだか話が違います。

その後、タイ・ジェトロの方に聞いたところ
「あの会社は2年前にニューヨーク近代美術館のミュージアムショップに採用され、急成長しました。
日本にも大きなお客さんを持っているので、相手にしてもらうのは大変でしょう。
それよりも、最初は市場で直接買い付けてハンドキャリーする方がよいのでは?」
とのこと。

目の前が真っ暗になりました。
大手の会社が取引をする際には、価格競争を避けるために「独占販売権」を得たがります。
もし、その会社が日本国内での占有権を欲していたら、
私はこの会社と直接取引することがでいません。
帰国後メールしても相手にされる確率はとても低いということです。

2年前と言えば、私があのろうそくと出会った年ではありませんか。
私がぼんやりしている間に、こんなことになってしまうとは。

私は、このろうそくを入手できなければ、
この事業を諦めて、再就職しようと考えていました。
他のブースや市場もくまなく探しましたが、
遺族の心を慰められるようなろうそくには出会えなかったからです。

ホテルに戻って考えました。
せっかくバンコクまで来たのに、どうしよう。
やっぱり素人には無理なのだろうか。
いや、それでも手ぶらで帰るわけにはいかない。
せめて、自分と仲間の分のろうそくを買って帰ろう。

私は、急遽後半のショッピングデーに買い付けをすることに決めました。

朝一番に会場入りし、一般のお客様にまじってさりげなく小売価格を視察。
やはり卸の仕入値よりは高くなります。

お昼前のフードコートに陣取り、ノートを広げて必死に計算をしました。
使えるお金、他の製品との価格比較、
スーツケースで持ち帰れる量、EMSで送る場合の送料etc。
しかし、どうすればよいのかさっぱり分かりません。

どれくらい時間が経ったのでしょうか。
「こちら、よろしいですか?」
日本語で話しかけられ、ふと目を上げると、フードコートは大混雑していました。

いつのまにかお昼時になり、私に声をかけた日本人女性は
家族でランチを食べる席を探しているようでした。
その女性の家族なのでしょう。息子と同じくらいの年ごろの男の子が、
必死でメモを取る私を不思議そうに覗き込んでいました。

「あ、ごめんなさい。もう行くのでどうぞ」
私は慌てて席をゆずり、会場に向かいました。

久々に日本語で話したせいか、なんだか肩の力が抜けました。

この価格で仕入れても商売が成り立つとは考えられない。
とりあえずサンプル代わりに購入しよう。
「お土産をたくさん買う」のと同じだ。
ショッピングと値切るのなら、ちょっとは得意だ。気軽に行こう。

そう心に決めて、混雑する会場へと向かいました。

ブースにはオーナーの彼とその家族もいて
「なんだよメールでオーダーするんじゃないのかい?」と言われたので
「サンプル代わりに少し売って!」と言い返し、
商品を吟味して購入しました。

まあ、顔は覚えてもらえたかな。
それだけが今回の収穫になるかもしれないけれど。
そう思いながら、なんとか入手したろうそくをホテルまで運びました。

これが私の見本市デビューです。
(今にして思えば大胆な話ですが、私は国内の見本市にも参加したことがなかったのです!)


その時に購入した箱入りのお花のキャンドル。
運んだ際に箱がへこんでしまいました。


次の記事へ続きます。

お花のろうそく(1)-出会い

10月4日の記事で、碧香堂のお線香との出会いについて書きました。

実は、同じ週末に碧香堂のお花のろうそくとも出会っています。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

3年前、タイはバンコクのBITECというイベントホール。
そこでは、年に2回のショッピングイベントが開催されていました。

このイベントは、実はギフトショーと呼ばれる国際見本市。
バンコクのギフトショーは独特で、後半の日程は一般のお客様にも開放され、
どなたでもお買い物を楽しむことができます。

バンコクにたくさんいらっしゃる駐在員の妻・略して駐妻さん達には
「見本市に出るような高品質な商品が、エアコンの効いた屋内で見比べながら買える」
と大人気。

年に2回のイベントということで、当時バンコクに住んでいた
私の幼馴染もこのイベントをとても楽しみにしていました。

2010年の10月。
私は、気合の入った幼馴染に引きずられるようにして
会場を回りました。

「子供用品を見る」という友人と別行動をした時に、
私はとあるブースを見つけました。
そのブースでは、小さなお花のキャンドルを売っていました。
ティーライトキャンドルと呼ばれるよくあるサイズの小さなろうそく。
けれど、その中には色とりどりの、さまざまな種類の花が咲き乱れていました。

そのかわいらしい姿を見た時、私は
「お誕生日にこんなろうそくを灯したら嬉しいと思う。」
とひらめきました。

「命日よりもお誕生日を大切にしたい。
死んでしまったけれども、生まれてきてくれた日を大切にしたい。」
そう考えた私は、毎年息子の誕生日にケーキや生花を用意していました。
しかし、ケーキは食べてもらえませんし、お花は枯れてしまいます。
それが悲しくて、ここ数年は誕生日をなんとなく過ごしてしまっていました。

でも、このキャンドルがあれば。
同じように子供の誕生日を祝っている、ネット上のお友達にも
きっと喜んでもらえる。

そう思った私は、いくつかのキャンドルを選び、購入。
今後もぜひこのキャンドルを買いたいと思い
「ショップカードはありますか?」と聞きました。

すると店番をしていたおじさまは、
「そんなものはない」とすげないお返事。

よく見ると、おじさんはジャンバーを着て落ち着かなさそうに座っており、
ブースも、テーブルに白いテーブルクロスをひいただけの簡素なものです。

正直に言って、他のブースより少し見劣りがります。

中にはこういうお店もあるのだ、仕方ない。
そう思いながらこのショッピングイベントを後にしました。

その時に購入したキャンドルの一部です。


次の記事へ続きます。

2013年11月14日木曜日

グリーフケア・アドバイザー講座

こんばんは。碧香堂店長のかとうです。

私は、タイに旅立つ直前の10月11日に
「グリーフケア・アドバイザー」講座に参加してきました。

この事業をやっていく上で、
グリーフケアの正確な知識が必要になると思ったからです。

「グリーフケア」の「グリーフ」は「悲嘆・悲しみ」のことで、
特に死別の痛みを差します。
死別の痛みを癒すには、特別なケアが必要です。
この特別なケアを「グリーフケア」と呼びます。

しかし、日本では、グリーフケアはあまり重要視されていません。

周囲の方に、
「いつまでも泣いていたら故人が悲しむからしっかりしなさい」
「早く納骨しないと、成仏できないよ」
「喪中の葉書もきちんと出しなさいよ」
と追い立てられ、辛い思いをした方も多いのではないでしょうか。

この講座は、日本グリーフケア協会が実施しているもので、
基本となる講座のテキストは、もともとは看護師さん向けに書かれたもののようでした。

参加者は、医療関係の方と葬儀関係の方、介護関係の方が中心とのこと。
少なからず、当事者である遺族もいたようですが、
ワークなどには、遺族にはつらい内容も含まれていました。
あやうくフラッシュバックしかけることも何度か。

それでも一日頑張って、様々な訓示と刺激を受けました。

中でも、
「英国にはクルーズという国家的な組織がグリーフケアを担っている」
という事実には驚かされました。

組織のトップはエリザベス女王で、
組織の運営には、政治家や英国国教会だけではなく、
カトリックやユダヤ教などの関係者も加わり、
宗教横断的なサポートが実施されているそうです。

英国の国家的な死別のケア組織HP:Cruse Bereavement Care

また、アメリカでは、各地の病院やカウンセリング施設、教会などで
誰もが気軽に死別のケアを受けることができるようです。

私自身にとっては、講座の内容はまだ刺激がつよく、
当分の間、グリーフケアをアドバイスする側には回れないと感じました。

しかし、このブログや碧香堂の事業を通じて、
グリーフケアの情報を伝えることはできます。

講座で学んだことや、
今までの経験を通じて身に着けたサバイバル術的なことを、
このブログを通じて、徐々に皆様にお伝えできれば、
と考えています。


まだまだよちよち歩きの事業ですが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2013年11月5日火曜日

うれしい再購入

先日、趣味の会で碧香堂のお線香を披露させていただきました。

実は私「日本茶インストラクター」という資格を持っており、
かれこれ10年ほど「日本茶の魅力を知り広める」という活動をしております。

先月、「愛知県産紅茶研究会」の後の懇親会で、
「加藤さん、最近ご自分で事業を始められたんですって?」と聞かれ、
たまたま持っていたギフトセットのサンプルを披露。

そうしたところ「あら素敵。この場で買ってもいいのかしら?」と言われ、
お線香3袋とろうそくをばら売りいたしました。

「私も買いたいのに」「次の会にはもっと持ってきてね」と言われ、
先週末の「お茶料理研究会」に、お線香とろうそくを持参。
その場でちょっとした即売会を行いました。

短い時間でしたが、前回買えなかった方にも心ゆくまで選んでいただけました。

これだけでも嬉しい出来事なのに、
「前回買ったのがとてもよい香りだったので、同じのが欲しい」
とおっしゃってくださった方が2名も。

それぞれ、 Honeysuckle(西洋スイカズラ)Ocean(海)を再度お買い上げいただきました。

「リピートオーダーは大切」とよく聞きますが、そういった商業的な意味合いを抜きにして、
再購入していただいた時には「本当に気に入ってくださったのだ」と
感動してしまいました。

碧香堂では、「香りをネットで伝える」という難しい課題にチャレンジしています。

・マンションで毎日お線香を焚く私
・一戸建てに住む普段あまりお線香を使わない友人
・アロマテラピストの資格を持つ香りに詳しい友人
の3人で実際にお線香を焚き、
「燃焼前(スティック状態での香り)」「燃焼中」「燃焼後(お部屋の残り香)」
を詳しく書くようにしています。

それでも香りはデリケートなもの。
季節などの環境や、焚く人の精神状態によっても受け取り方は異なります。

自分自身が惚れ込んだ香りで、周囲の人たちには「いい香り」と言っていただいているのですが、
「ショップ上でもきちんと伝わっているのか」
「ご購入後、満足いただけているのか」と
不安を感じる毎日です。

そんな中、対面販売ではありますが、初の再購入をいただけたことは、
本当にうれしく、はげみに感じました。

ちなみに、今回再購入いただいたOcean(海)は特に男性に人気の香り。
Honeysuckle(西洋スイカズラ)は、15人のアンケート調査でも「嫌い」とコメントした人は一人もいないほどの鉄板の香りです。

この2つの香りははじめての方にお勧め・6種の線香セットにも入っています。

2013年10月27日日曜日

工場見学

見本市に参加するために、タイに来ています。

去る10月22日には、既にお取引させていただいている
お線香の工場に訪問させていただきました。

この会社は、バンコク郊外にあるこの地で創業して46年。
工場には併設して従業員の家族用の宿舎があり、
「住居を提供することによって優秀なスタッフを確保している」
とのことでした。

ちょうどこの日は学校がお休み。
スタッフのお子さん達に会うことができました。

工場では、勤続46年と言うおじい様が
お線香の仕上げ作業を担当されていました。
既にリタイアされているそうですが、お金が必要な時だけ、
パートタイムで働きにきてくれるそうです。

無駄のない動きと、鍛え上げられた背中がとても美しく、
しばし見とれてしまいました。

「この素敵な会社のお線香を、もっと日本で広めたい」と改めて思いました。


工場正門近くに来ていた移動駄菓子屋さんに集う子供達。

2013年10月11日金曜日

ショップカード設置@美容院ヒプシュ

名古屋市昭和区杁中にある、美容院ヒプシュ。

こちらに碧香堂の「お花のろうそく」を置かせていただけることになりました!
販売はできませんが、見本としてご覧ください。

オーナーさんに声をかけていただければ、
碧香堂のショップカードもお渡しできます。

この美容院は気さくな女性オーナーが一人でやっていらっしゃるお店で、
キッズカットも対応してます。

お近くのお住いの方、機会があったら足を運んでみてください。



美容院ヒプシュ

<メニュー>
CUT  ¥4,700
PARM(C・S・B付) ¥8400~
COLOR  ¥4,700~

小学生未満CUT(S・B無)  ¥1,000
小学生CUT(S・B無)  ¥2,100
中学生CUT(S・B付)  ¥3,600
高校生・大学生CUT(S・B付) ¥4,200

< 営業時間>
AM9:30~(受付PM6:30まで)
定休日:毎週月曜日と第2・3月曜に続く火曜日

<アクセス>
鶴舞線いりなか駅2番出口から徒歩1分
駐車場あり
愛知県名古屋市昭和区隼人町6-8 ぴあはやと2F
※サンクスのビルで、コメダと同じフロアにあります。

<連絡先>
TEL:052-861-2005

< 特徴>
予約必須。施術は一度に1人限り。
その分じっくり相談できます。

2013年10月10日木曜日

ショップカードができました

碧香堂のショップカードができました!

本日出荷分から同封させていただきます。


デザインは、高山マサエさん。
ショップのイメージと商品をわかりやすくデザインしてくださいました。

やさしい雰囲気が気に入っています。

高山さんにデザインを依頼したい方、
ご紹介いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

2013年10月9日水曜日

碧香堂の線香立て

こんにちは。碧香堂(へきかどう)店長のかとうです。
今日は碧香堂のオリジナル線香立てについてお話します。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

お線香の輸入にはなんとか成功。
しかし、私がこのお線香をお届けしたい方の大半は、突然大切な家族を亡くされた方。
線香立てを持っていない方もたくさんいらっしゃると思います。

そこで「線香立ても一緒にお届けしたい」と考え
線香メーカーに「線香立ても売ってくれないか?」と打診してみました。
ところが、「わが社は線香専業メーカーで、線香立ては他社から仕入れている。
日本人の厳しいチェックに耐えうる商品を納入する自信がない」
と断られてしまいました。

日本人の品質へのこだわりは、タイでも有名なんですね

碧香堂のお線香は、日本の伝統的なタイプのお線香に比べ、
ほんの少しだけ太いのです。
日本製の線香立ての大半はこのサイズにも対応しているのですが、
他店と同じものを取り扱っても差別化になりません。
特に、開店当初は大量に仕入れることが難しいので、
他店と比べて割高なお値段になってしまうそうです。

「どうしたものか?」と思った瞬間、頭に浮かんだのは義理の母。

私のお姑さんは、陶芸作家さんなのです。
なんでも、若いころにPTAの陶芸教室に参加してから陶芸に魅せられ、
今では自身の工房を構え、生徒さんも大勢いらっしゃると聞いていました。

お正月にご挨拶に伺った際に、お線香を持参して相談してみると
「あら、そんなのうちで作ればよいじゃない」とのお答えが!

義母は茶道具から日常使いの食器までいろいろなものを作るのだそうですが、
お線香やろうそくが好きで、香立ても何度か作ったことがあるのだそう。
線香立てに必要な機能や作り方のコツについていろいろと教えていただきました。

こうして私は、義母の工房に通って、線香立てを作らせていただくことになりました。

(それまで、夫の実家には盆暮れのご挨拶くらいにしか伺わなかったのに、
突然、婚家に足しげく通うお嫁さんに)

試行錯誤を繰り返し、ギフトセットに入っている菊型のこのタイプを
量産することに決定しました。

現在は「釉薬がかかったものの方がよい」という声にお応えして
「どんな釉薬がよいか」を試しています。

現在、碧香堂の線香立ては、完全オリジナルかつ、
1点づつ手作りでお届けしております。

そのため、販売できる数量が限られてしまっております。
(ギフトセットの在庫数が少ないのは、線香立ての数が限られているからなんです)

年末までには、もっと数多くのギフトセットをご提供できるよう、
他の方法も含め検討しております。

しばらくは、この手作りお線香立てのご愛顧をよろしくお願いいたします。

手作りお線香立て入りギフトセット:http://griefcaregift.com/?pid=61135983

2013年10月4日金曜日

碧香堂のお線香

「創業物語」というカテゴリを設けました。
輸入・小売り未経験の私が創業するまでの出来事を記録できればと思います。

今日は、碧香堂のお線香との出会いについて書かせていただきます。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

碧香堂のお線香は、8cmと短く、現在27種類の香りとカラフルな色が特徴です。

私は、8年前に大切な家族を亡くしました。
その際、たくさんの贈り物をいただきました。
桐箱に入った立派なお線香や、白いお花が多かったです。

お気持ちは大変ありがたかったのですが、急に故人の個性が塗りつぶされ、
「死者」としてひとくくりにされてしまったような、寂しさを感じました。

その後私はリビングに現代的な仏壇を用意し、毎日お線香をあげるようになりました。
私にとって、お線香をあげる時間は、突然断ち切られてしまった家族との対話を取り戻すための時間でした。

しかし、伝統的な香りのお線香は、つらかったお葬式のことを思い出させる香りです。
どんな高価なお線香でも、どうも気分がふさぎました。
またその香りは、生前の家族のイメージや、我が家のリビングに似合わないなとも感じました。

そんな時、私の気持ちを救ってくれたのは、幼馴染がタイから送ってくれた色とりどりのお線香でした。
ハーブの香りやスパイスの香りがするお線香。
ハッとするほど新鮮な香りで、「今日はどのお線香にしようかな」と選ぶのが楽しくなりました。
お線香をあげる時に、「いちごの香りのお線香だって。どんなのかな?」と対話のきかっけにもなりました。

「こういうお線香が、日本でも買えるようになればいいのに。」
「このお線香は竹の棒がついているタイプだけれど、もっと短くてお線香だけのタイプだったらいいのに。」

そんなことをぼんやりと思いました。これが碧香堂のはじまりです。

それから3年。
なんとか気持ちに折り合いをつけ、社会復帰した私は、
仕事でバンコクを訪れることになりました。
そして、お線香を送ってくれた幼馴染とバンコクで再会。
休日に彼女に連れられて行ったショッピングで、とあるお線香を発見しました。

数えきれないほどの種類の香りと色。
短くて、竹の棒がないタイプ。

「これぞ私が求めていたお線香ではないか」と衝撃を受けました。
そして、店頭にある全ての種類のお線香を、3袋ずつ買い求めました。

お店を後にする際、パンフレットとショップカードが目に留まりました。
お店の方はそれに気づき「これも入れておくね」と、カードを袋に入れてくれました。

帰国した私は、このお線香とカードを大事に保管しました。
大事に大事にお線香を使いながら、
「このお線香を必要としている人は、私以外にもたくさんいるはずだ」と思いました。

そして、それからさらに2年。

紆余曲折を経て、このお線香を碧香堂としてお届けできるようになりました。
(長くなるので、この紆余曲折はまた別途・・・)

「私はこのお線香と出会ったので、起業した」といっても過言ではありません。
長年IT業界にいた私が、全く経験のない輸入販売の仕事に飛び込んだのも、このお線香と出会ったからなのです。

そんな碧香堂のお線香は、
・8cmと短く、現代的な仏壇にもぴったり
・いろんな種類の色と香りがあるので、選ぶのが楽しい
が特徴です。

当初23種類でスタートしましたが、この秋から新たに4種類が仲間入りし、全27種類になりました。
今後も仲間は増えてゆく予定です。

もし、あなたの周囲に、かつての私と同じよう寂しさを味わっている方がいらっしゃったら、
碧香堂のお線香をご紹介していただければと思います。

碧香堂では、私自身の経験を踏まえて、お線香の香りは「燃焼前」「燃焼時」「残り香」の3段階での香りを記述しています。
お部屋に閉じこもりがちな遺族にとって、「残り香」は重要だと感じたからです。

香りの感じ方には個人差があるので、私自身の感想だけでなく、
アロマテラピストの資格を持つ香りに詳しい知人と、
普段あまりお線香を使わない友人に協力をいただきました。

マンションと一戸建て、それぞれの環境で試していますので、
普遍性のある記述になっているかと思います。

この季節にお勧めの香りはこちらになっております。


秋にお勧めの香り6種:http://griefcaregift.com/?pid=64451637

2013年9月27日金曜日

ショールーム改善

こんばんは。碧香堂(へきかどう)店長です。

今日は「ウインク愛知」の14階にある、碧香堂ショールームのお手入れを行いました。

まずは管理者の方に会社名でなく、店名に変更していただき、
迷いながら以下の3点を実施。
・手書きのPOPを書き直して、値段も明記。
・「色」をアピールするために、敷紙を左半分だけに。
・新聞記事のディスプレイを設置。


少しはすっきりしたと思うのですが、いかがでしょうか。
まだまだ背面を活用できていないので、何か考えたいと思います。
こういう所に置くためにも、早くショップカードを作りたいです。

ショールームへのアクセス方法はこちら(当ブログ過去記事)をご覧ください。
リンク先では改善前の展示の様子も見えちゃいます。

2013年9月24日火曜日

中小企業基盤整備機構J-Net21で事例紹介されました

去る9月18日より、中小企業基盤整備機構が運営する、
中小企業のためのポータルサイト「J-Net21」に、
私どもの事業が「創業補助金採択者事例」として掲載されております。

この創業補助金は「地域の新たな需要の掘り起しや雇用を支える事業」の
創業を支援するもので、
現在第3回の募集が行われております。

これまでに行われた第1回・第2回の募集で全国で数多くの事業が採択されましたが、
その事例紹介8件に「グリーフケアギフト販売」事業を選んでいただきました。
身の引き締まる思いです。
http://j-net21.smrj.go.jp/establish/sougyouhojyo/jirei.html

補助を受けるからには、しっかり需要や雇用を創出し、
地域経済の活性化に貢献したいと考えております。

今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。


尚、第3回募集の締め切りは12月24日。
各都道府県に受付・相談窓口が設置されています。
補助金の詳細はこちらをご覧ください。

2013年9月10日火曜日

ショールーム(?!)オープン

碧香堂のお線香を直接手に取っていただける場所を、名古屋駅近くにご用意しました!

お世話になっている「創業プラザあいち」の展示スペースを貸していただけることになったのです。名古屋駅から徒歩5分の場所にある「ウインク愛知」の14階で、23種類のお線香全てをご覧いただけます。
サイトでもお線香の香りの記述には力を入れていますが、なかなか伝わりにくいと感じており、取り急ぎオープンさせました。ディスプレイはまだまだ要改善です。順次改善してゆきます。

土日祝日はお休みですが、平日は朝9:00から夜20:30までOpenしています。
お近くの方は、ぜひ一度お立ち寄りください。

以下、展示スペースまでのアクセスのご案内です。

1)まずは「ウインクあいち」へ
「ウインクあいち」までのアクセス詳細はこちら(ウインクあいちHP)をご参照ください。
名古屋駅にあるミッドランドの東側。ユニモール地下街5番出口から徒歩2分です。

2)「ウインクあいち」のエレベーターで14階まで上がってください。エレベーターホールを出ると、右手に「創業プラザあいち」の入り口があります。

中は図書館などもあるオープンスペースなので遠慮なくお入りください!通路の左手に展示コーナーがあります。

3)展示コーナーのうち、手前の上段に碧香堂のコーナーがあります。


現在ギフトセット全7種類のうち、パープル・ピンク・ミント・ブラウンもご覧いただけます。


ちなみに、この「創業プラザ」では、どなたでも創業の相談をすることができます。中小企業診断士の先生方が親身に相談にのってくださいます。私は、この相談窓口に足を運んだのが創業への第一歩でした。

現在創業補助金の相談で込み合っているので、事前に電話予約をして行くのがおすすめです。

創業相談の詳細はこちら⇒創業プラザあいち相談窓口

2013年9月4日水曜日

東海ラジオに出演しました

昨日2013/9/3(火)、東海ラジオ様の「かにタク言ったもん勝ち」という番組に出演させていただきました。

私が参加したのは、創業助成金のPRのコーナーで、お世話になっているあいち産業プラザからの生中継。私は「創業助成金を実際に活用した人」として、助成金活用のメリットについてお話しさせていただきました。

私がお話させていただいたメリットは以下の3点です。
1.信頼(国の事業に採択されたということで商談がスムーズに)
2.宣伝(助成金をきっかけに新聞掲載されるなど宣伝効果が)
3.資金(資金計画で尻込みしていた私にとっては創業を決意するきっかけに)

このコーナーの概要は、東海ラジオの公式HP「飛び込みマイク」のページにも掲載されました。よかったらご覧ください。
飛び込みマイク:http://www.tokairadio.co.jp/reporter/mic/entry-11536.html

碧香堂のPRはあまりできませんでしたが、お世話になっている「あいち産業振興機構」や「創業プラザあいち」の宣伝は上手にできました。
理事長にも喜んでいただけて、よかったかなと思います。

私は、事業説明の為にも碧香堂のお線香を持参。
記念撮影の際にギフトセットの蓋をあけると、1番人気のお線香・をはじめとした香りがふんわり漂い、スタッフの皆様に「わぁ、いい香りですね!」と言っていただけました。

ラジオの生中継って、どうやってやるのだろう?と思っていたのですが、小さめのスーツケースに機材一式が収められていて、アンテナをたてて簡単に配線して、「はい準備OKです」という感じでした。
本日のコーナー担当のさきみきさんは美しくしっかりした方で、事前の打ち合わせもとってもスムーズに進みました。エレガントでありがならきっちり仕切るという姿は見習いたいものだと思います。

また、新婚さんだというレポーターの有馬清夏さんに碧香堂のお線香をプレゼントさせていただき、有馬清夏さんのブログページで紹介していただきました。

さきみきさん、有馬清夏さん、ありがとうございました!

2013年8月26日月曜日

本格オープン致します

碧香堂店長のかとうです。

本日8月26日より、碧香堂を本格オープンさせていただきます。

・カード決済が導入できていない(現在審査中)
・カード審査中につき商品追加等ができない
などなど、予定通りとは言えませんが、ともあれ営業開始です。

プレオープンでの反省を踏まえ、商品発送までの作業手順を見直しました。
素早い発送でより早く商品をお届けします。

審査が終わり次第、商品も順次追加していきます。

碧香堂の今後の展開にご注目ください。
今後とも、末永くよろしくお願いいたします。

2013年8月23日金曜日

中部経済新聞に掲載されました

去る8月21日、地元経済新聞の「中部経済新聞」様に
碧香堂オープンの記事を掲載していただきました。


2面に創業を決意した経緯と想いを写真入りで掲載して頂いただけでなく、
1面に商品のカラー写真を掲載していただきました。

 「新聞で’彩り’を表現するのは難しいだろうな」と思っていただけにうれしいです。

このブログでは小さな画像しか掲載できません。
OfficeWanibe(碧香堂の運営会社)のフェイスブックページに
大きな画像を掲載しています。
よろしければ、こちら(OfficeWanibeページ)もご覧ください。

ps.残念ながら今日現在クレジットカード決済の審査が完了しておりません。
審査中は各種情報を更新できないため、ショップのトップページ
「夏季休暇のお知らせ」のままになってしまっております・・・
クレジットカード決済の導入はできておりませんが、銀行振込による販売は行っております。
段取りが悪くて恐縮ですが、気にせずご利用いただければと思います。


2013年8月20日火曜日

商品の感想をいただきました

8月9日までのプレオープンセール中、複数のお客様にお買い上げいただき、
感想メールをいただきました。

「実家でパッケージを開けた途端に、いい香り♪との声が(30代女性)」
「リラックスできる香り(40代男性)」
「荷をあけただけでもいい香りがしています。(40代女性)」

ひとまず香りは気に入っていただけたようです。
お線香の実物を友人知人には見てもらい好評は得ていましたが、
ネットを通じて購入していただけた方にも気に入っていただけたようで、ほっとしました。


ご自身のお子様やご両親のためにお買い上げいただいた方だけでなく、
周囲の「お子さんを亡くした方に差し上げるため」に
お買い求めいただいた方もいらっしゃいました。

そんな方々からはこんなお言葉をいただいています。

「彼女にどんな言葉をかけてあげてよいか分からないが、
この香りでもってお悔やみを届けることができるのは
自分にとっても救いになる(30代女性)」

「”我が家の宗派では線香は使わないのだけれど、
この色合いと香りには癒される”と言ってもらえた
久しぶりに彼女のうれしそうな顔が見えてよかった(40代女性)」

この言葉には私自身も救われそうです。

私は、6年前に家族を亡くし、このお線香に出会ってから
毎朝のお線香タイムが楽しみになりました。
様々な色と香りがあるので選ぶのが楽しく、
「今日はシナモンの香りだよ。どんなのだろうね?」と
対話のきっかけをつくることができたのです。

私が見つけたお線香を、同じような境遇の方に届けたい。
そして対話の時間にいろどりを添えたい。
これが私の創業の動機であり、碧香堂が目指す姿です。

クレジットカード決済が認可される見通しの8月26日から
本格オープンさせてたいと思っております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2013年8月9日金曜日

8/10-8/18 夏季休業のお知らせ

プレオープン期間中には、たくさんのご訪問をありがとうございました。

プレオープンは本日8/9(金)24:00までとさせていただき、明日8/10(土)から夏季休業に入らせていただきます。

8/10(土)15:00までに入金確認できた場合、8/11(日)に発送
させていただきます。
ご入金確認が8/10(土)15:00以降になった場合、8/19(月)より順次発送させていただきます。
※三菱東京UFJ銀行の場合、土曜日は入金確認できませんが、ゆうちょ銀行なら土日も入金確認できます。本日のご注文はゆうちょ銀行振り込みをおすすめします。

【夏季休業期間中のご注文の取扱い】
・8/10(土)~8/18(日)の期間にご注文いただいた場合は、8/19(月)に受注完了メールを発送いたします。
・「お問い合わせ」に関するご回答も、8/19(月)より順次お送りいたします。

お休み期間中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

なお、お休み期間でもご注文は24時間OKです。
ぜひごゆっくりお買い物をお楽しみ下さい。

※8/20(火)以降はクレジットカードの使用もできるように調整中です。どうぞご期待ください。



2013年8月2日金曜日

ご挨拶:碧香堂について

はじめまして。
グリーフケアギフト碧香堂(へきかどう)店長のかとうです。

碧香堂は「贈ること・受け取ることでグリーフケアが可能なギフト」を提供することを目標としたギフトショップです。

グリーフケアとは、死別の苦しみや痛みをケアする周囲からの働きかけのことを言います。

現時点での主な商品は、お線香とろうそくですが、
・亡くなった方の個性で選べるギフト
・大切な方との対話の時間にいろどりを添えられるギフト
を目指しています。

自分自身の経験から、「もっといろいろな種類のお線香やろうそくを気軽に使いたい」
と思い、色と香りにこだわった商品を集めました。

碧香堂の「碧」には、「喪の悲しみの色は全てを塗りつぶしてしまう黒ではなく、
いろいろなものを映す透明感のある青=碧である」という想いを込めています。

私にとっては、輸入も小売りも初めての経験。
この1年間一生懸命準備してきましたが、まだまだ至らぬ点も多いと思います。

それでも「やはりお盆にはこのギフトセットをお届けしたい」と思い、
明日から1週間限定で碧香堂をプレオープンさせることに決めました。

お盆にぴったりのギフトをご用意しました。
また、1点限りですが素敵なろうそくのアウトレット商品もございます。

ぜひこの機会にぜひご利用ください。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。