2013年11月19日火曜日

お花のろうそく(1)-出会い

10月4日の記事で、碧香堂のお線香との出会いについて書きました。

実は、同じ週末に碧香堂のお花のろうそくとも出会っています。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

3年前、タイはバンコクのBITECというイベントホール。
そこでは、年に2回のショッピングイベントが開催されていました。

このイベントは、実はギフトショーと呼ばれる国際見本市。
バンコクのギフトショーは独特で、後半の日程は一般のお客様にも開放され、
どなたでもお買い物を楽しむことができます。

バンコクにたくさんいらっしゃる駐在員の妻・略して駐妻さん達には
「見本市に出るような高品質な商品が、エアコンの効いた屋内で見比べながら買える」
と大人気。

年に2回のイベントということで、当時バンコクに住んでいた
私の幼馴染もこのイベントをとても楽しみにしていました。

2010年の10月。
私は、気合の入った幼馴染に引きずられるようにして
会場を回りました。

「子供用品を見る」という友人と別行動をした時に、
私はとあるブースを見つけました。
そのブースでは、小さなお花のキャンドルを売っていました。
ティーライトキャンドルと呼ばれるよくあるサイズの小さなろうそく。
けれど、その中には色とりどりの、さまざまな種類の花が咲き乱れていました。

そのかわいらしい姿を見た時、私は
「お誕生日にこんなろうそくを灯したら嬉しいと思う。」
とひらめきました。

「命日よりもお誕生日を大切にしたい。
死んでしまったけれども、生まれてきてくれた日を大切にしたい。」
そう考えた私は、毎年息子の誕生日にケーキや生花を用意していました。
しかし、ケーキは食べてもらえませんし、お花は枯れてしまいます。
それが悲しくて、ここ数年は誕生日をなんとなく過ごしてしまっていました。

でも、このキャンドルがあれば。
同じように子供の誕生日を祝っている、ネット上のお友達にも
きっと喜んでもらえる。

そう思った私は、いくつかのキャンドルを選び、購入。
今後もぜひこのキャンドルを買いたいと思い
「ショップカードはありますか?」と聞きました。

すると店番をしていたおじさまは、
「そんなものはない」とすげないお返事。

よく見ると、おじさんはジャンバーを着て落ち着かなさそうに座っており、
ブースも、テーブルに白いテーブルクロスをひいただけの簡素なものです。

正直に言って、他のブースより少し見劣りがります。

中にはこういうお店もあるのだ、仕方ない。
そう思いながらこのショッピングイベントを後にしました。

その時に購入したキャンドルの一部です。


次の記事へ続きます。

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