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2016年3月27日日曜日

業務委託

これまで店長かとうが一人で運営してきた碧香堂。

郵便局様向けの「窓口グリーフケアギフト」の注文数が飛躍的に伸びたことをきっかけに
組立・梱包・出荷作業を業務委託することになりました。

委託先に選んだのは、就労継続支援a型事業所「とものわ」さま。
様々な障害を持つ方が力をあわせ、軽作業や農作業に取り組んでいる事業所です。

担当の職員の方の事務能力もすばらしく、何度かの打ち合わせと試行を経て
「こちらになら安心して碧香堂の出荷作業をお願いできる」と判断しました。

先週、作業所を訪問してみたところ、ちょうどお線香の袋詰め作業が行われているところでした。


メンバーの特性をいかして作業を分担しているとのこと。
皆さんが楽しげに・熱心に取り組んで作業してくださっていることが分かり、うれしかったです。


そして、こちらの作業所では、軽作業は事業の柱の一つとのことで経験も豊富。
私では思いつかないようなチェックも行われており、委託して正解だと感じました。
(完成したパッケージごと重さをはかって、本数の過不足がないかを確認!)


きれいに整頓された事務所の様子から、職員の皆様が自律的に仕事に取り組んでおられるのが感じられました。



帰り際「もっと碧香堂さんのお仕事が欲しいです(^^)」とにっこりアピールされ、どっきり。

これだけの数の作業員のみなさんにお仕事を届けるべく、営業活動もがんばろうと思いました。





2016年2月11日木曜日

東京ギフトショー 2016春

去る2016/2/5、東京ギフトショーに行ってまいりました。

お取引先にご挨拶し、競合他社(?)の動向をチェックし、
グリーフケアギフトになるような商品がないか探すのが目的です。

名古屋から上京しての参加なので、滞在時間は限られ、
広大な会場を早足で歩きまわることになるのですが、
時には思わぬ出会いに恵まれます。

今回、つい足を止めて見入ってしまったのが、有限会社第一創芸様のブースにあった「スタイルふくさ」。

「ふくさもドレスアップしましょう」がキャッチコピーで、
ビビットな水玉やレースでいろどられた様々なふくさが展示されていました。

幸運なことにデザイナーの方がいらっしゃり、お話させていただくことができました。

私も「新しい形の喪のギフトを提案しているんです。
でも、時々"本当にこんなものを贈ってもよいのでしょうか"という声をいただいて…」
と話しかけると

「ああ、ふくさは自分で持つものですが、贈り物は難しいかもしれませんね。
でも私、こういうものも変わっていく時代だと思うんですよ。
タブーのある世界だからこそ、やったもの勝ち、提案したものの勝ちだと思うんです」
とお返事が。

短い時間でしたが、「同じことを考え、形にされている方がいる」と勇気をいただくことができました。


あの大きな会場では、こんな風に大小さまざまなドラマが生まれているのでしょう。
「碧香堂もいつか出展する側にまわりたい」と思った出来事でした。

2015年11月13日金曜日

いたちごっこ

先週、碧香堂はメッセナゴヤ2015という展示会ではじめてのチラシ設置を行いました。

名古屋市の「デザイン活用支援事業」の紹介コーナーを使わせていただけたのです。
事業の概要を説明するパネルの前に
この展示会は4日間行われるのですが、私が現地に行けるのは2日目だけ。

開催前日までにブース責任者の方にお渡しできたチラシは50部弱。
2日目の朝に行ってみると、残りがとても少なくなっていました。
「これではいけない!」と持参したチラシ300部を追加で設置。


しばらく他のブースをまわった後、夕方再びチラシの様子を見に来ると、また激しく減っていました。
ざっと見て200部は減った様子です。
「こんなに減ってる!」
「私が見ている間はそんなに人通りがないのに、いったいどんな人が持ていったのだろう!!」
「明日も補充しなければ・・・!」

戸惑いながらも喜んだ私は、翌日の朝、展示会に行く同僚に碧香堂の追加チラシを託しました。
その数ざっと300部。
最終日まで在庫が足りるのか心配ですが、そんなにたくさんチラシは刷らなかったのだから仕方ありません。

「置いておくだけれあんなにはけるなんて、もっと刷ればよかった!」とやきもきしていると
facebookで元の職場の同僚が写真付きで私のチラシ設置の様子を投稿してくれました。
なんと、またしても残り100部弱に減っているではありませんか!

「あの写真は何時ぐらいのものなのだろう」
「最終日が一番人出が多いと聞いている。私は重大な機会損失をしてしまったのでは」
しかし会場に行くことはかなわず、私はひとり悶々としていました。


そして翌週。ブースの責任者の方と打ち合わせをする機会がありました。
私が開口一番「チラシ、あんなにはけるなんて感激です。追加しても追加しても、なくなっちゃって!」
と伝えると、責任者の方は苦笑しながら教えてくれました。
「犯人はかとうさんだったのですね。
チラシって沢山置いてあると誰ももらってくれないんですよ。
残り少ないと思わせないと取って行ってもらえないんです。
僕が少しだけ置くようにして様子を見て補充しようとしていたのに、見る度にどーんと増えていて、
一体誰が!と頭を抱えていたのです」

なんと。そんな工夫をしていただいていたとは。ということは私が追加したチラシは・・・・。
混乱する私に向かって、彼は容赦なく言いました。
「500部ほど残ってますので、今度取りに来てくださいね」

来週取りに伺います。


ps.ちなみにチラシは、年配の方々が文例に目をとめて「こういうの必要なのよね」と取って行ってくれていたそうです。

2015年10月22日木曜日

PL保険加入

販路拡大に備え、PL保険に加入しました。
正式名称は「生産物賠償責任保険」。
輸入品は、輸入者=製造者とみなされるので、製造メーカーと同等の責任が問われるのです。

輸入の本などに「商工会議所を通じて加入する」と書いてあり、
商工会議所に入会する際も「うちを通じて保険に加入すると団体割引が受けられます」との説明がありました。

そこで入会後、早速手続きを行ったのですが、すんなりとはいかず。
「え、そうなの?!」ということが多々あったので記録しておきます。

1.担当の経営相談員さんに相談。
2.さっそくパンフレットを事務所ポストに入れてくださる。
3.しかし、申込書が見当たらない。問い合わせたところ、商工会議所の本部に問い合わせてくれとのこと。
4.商工会議所本部(保険の担当部署)に問い合わせる。
5.2と同じパンフレットが送られてくる。またしても申込書なし。
6.再度問い合わせると「まず保険会社を選んでくれ。この先は保険会社が説明と手続きを行う。
保険の内容はどの会社でも同じだ」とのこと。
7.選んだ保険会社からコンタクト有り。直接会って説明するとのこと。取扱い品目と前年度売上高を伝える。
8.保険会社の担当者が来訪。見積もりの提示。契約は後日改めてとのこと。
9.
保険会社の担当者が再来訪。ここでようやく契約書記入。前年度売上高が分かる書類を提出。押印。
10.保険費用の支払いは郵便窓口で。ATM不可とのこと。平日昼間に窓口へ。
11.保険会社の担当者が三度来訪。10の支払伝票を9の契約書に添付。

ここまですったもんだして、私が支払った保険料はたったの千円。
商工会議所の会員なので団体割引を受けているそうなんですが、それにしたって
パンフレット印刷代+パンフレット郵送費+商工会議所さんの人件費だけで足が出そうです。
保険会社の担当者の方の人件費と交通費なんてとてもとても!という感じ。
ネットでサクッと申し込めないものだろうか、と思っちゃいました。

ちなみにPL保険は、どのこの会社でも7月1日が切り替え日。
保険への加入をするならば7月1日付加入が最もお得だそうです。
 

2015年9月6日日曜日

VIPルーム@東京ギフトショー

何度目かになる東京ギフトショーへ行って参りました。
有明駅から会場の東京ビッグサイトへと歩く道。


今回は、アリババの広告が目立ちました。
もはや「通い慣れた道」と言っても過言ではないでしょう。
しかし、今回の私はいつもより少しだけテンションが高いです。

今回は、なんと『VIP招待状』をいただいたのです。
オープニングセレモニーにも参列できるというこの招待状。
セレモニーの開始時間は9:00ということで、前日2:30まで資料作りに追われた私は参加を断念してしまいましたが、
VIPルームも使用できるという情報に、期待に胸が高まります。

2013年の2月にはじめて足を運んでから、5回目の東京ギフトショー。
今回は日帰りかつ夕方に霞が関での打ち合わせがあるので、4時間半だけの滞在。
効率よく回らねばなりません。

そしてその打ち合わせのための荷物がずっしりと重く・・・到着後すぐに東ホールのVIPルームへ直行。
こちらでは無料で手荷物の一時あずかりがあり、お茶とお菓子もいただくことができました。

飲み物はコーヒー(インスタント)、緑茶、ジュースなど7種類くらいから選べ、
お菓子は紙皿に各種お菓子を盛り合わせたものが自動的に運ばれてきました。

バッグは受付でいただいたものです。記念すべき80周年!
首から下げる入館証にも「VIP」の文字が躍ります。



手荷物預かりは、傘もOK。
会場にもコインロッカーや有料の預かり所がありますが、長蛇の列になていることもしばしば。
地方から参加する者にとってはありがたいサービスです。

まだお取引させていただいていない会社の方からこのような招待状をいただくとは、
実力というよりは幸運な出来事のような気がしますが、
ぜひお取引させていただきたい会社だったのでうれしかったです。


今までは孤独な道のりでしたが、今回はエキシビターにも参加者にも知り合いがいっぱい。
よろず支援拠点勤務でのご縁を(勝手に)心強く感じながら、
商談に向かうことができました。

お時間頂いた皆様、よいお返事をお待ちしております!

2015年8月18日火曜日

バンコク爆破事件

バンコクで痛ましい事件が起こってしまいました。

爆弾が仕掛けられていたのは、エラワン寺院。
私がバンコクへ行くたびに足を運んでいる思い入れのある場所です。

第一報を知ったのは、タイに住むフェイスブック上の知人の投稿で。
帰宅後にTVで映像を見た時にはショックを受けてしまいました。

私がはじめてタイを訪れたのは、息子との死別後間もない2008年。
駐在員の妻としてバンコクで暮らす幼馴染を訪ねる旅行で、観光の一環としてエラワン寺院に足を運びました。
ガイドブックで「何でも願いをかなえてくれる寺院」と読んだのですが、
自分自身に「お願いしたいことが何もない」ことに気が付き、途方に暮れてしまいました。

バンコクを再訪したのは2010年。
海外社会人インターンとして働きながらの、1か月の滞在でした。
滞在中は社用車で移動することが多かったのですが、エラワン寺院の前を通ると、
運転手の方がハンドルから手を放してワイ(合掌)をすることにヒヤヒヤ&カルチャーショック。
無事勤務を終える頃には、私はバンコクをすっかり好きになり、
最後の週末に一人でエラワン寺院を訪れ、「またこの場所を訪れられますように」とお願いしました。

2年後の2012年に、今度は起業準備のためにタイに再訪。
はじめてのギフトショーでの商談をなんとか終え、今度はネットショップの立ち上げだ!と張り切って
「商売を無事にはじめられますように」と祈願しました。

1年後の2013年には、再度ギフトショーを訪問。
とても渡航費用が出るほどの売上はなかったのですが、創業補助金の助けがあって再びギフトショーに参加できたのです。
事業の発展スピードの遅さに歯がゆさを感じていたのですが、
この寺院を訪れることで「それでも1年前に比べたらずいぶん進展した」と思い直すことができました。
そこで、お礼に小さな像を奉納。
私のために踊ってくださる楽団を見ながら、「次はもっと大きな取引ができますように」とお願いしました。
あれから2年。いまだにそのお礼をしに行けてはいない中での今回の事件。
創業当初のひりひりとした自分の想いが思い出され、
犠牲になった方とそのご家族の心情を想い、一人胸を痛めました。

碧香堂事業のきっかけから節目ごとに訪れているエラワン寺院。
これからも私と碧香堂にとっては大切な場所です。

次に訪れることができたら、バンコクの平和とタイの繁栄を祈りたいと思います。

2015年8月6日木曜日

水面下

早朝、ミッドランドスクェアの地下を通る機会がありました。
名古屋では一番の高級ショッピングビルとされていて、数多くのブランド店が入居するこのビル。
着飾った買い物客が行きかう日中とは違い、開店準備をする店員さん達が忙しそうに歩き回っています。


きっとどこかのお店の店員さんなのでしょう、
スタイリッシュなスーツに身をつつみ、台車を押している若者とすれ違いました。
ふと台車の上の段ボールに目をやると「ピエール・マルコリーニ」のロゴ。

店頭ではきらびやかに飾られている高級チョコレートも、
お店に届くまでは何の変哲もない普通の段ボールで運ばれていることを初めて知りました。
創業後、私は多くの経営者の方と知り合うことができました。
何人も従業員を雇い、順調そのものに見える経営者の方も含まれます。

当初は「近寄りがたい存在だ」と思っていても、時間が経ち親しくなってくると、
そういった方も自分と同じように日々悩み工夫し努力し続けている、ということが見えてきます。

販路開拓の為に何日も屋外の店頭に立ったり、毎週新幹線で遠くまで通ったり。
頭を下げて臨時スタッフを集めたり。
今週はそんな姿を目にすることが続きました。
先週の誤発送を反省していた最中だけに、印象に残りました。

あのピエールマルコリーニだって、普通の段ボールに入って人の手で運ばれているように、
華やかで順調そうに見えるお仕事も、きっとその水面下には多くの努力や工夫があるのです。

コストを削減するところは削減して、より効率の良いやり方を模索する。
そこには当然泥臭い仕事も存在する。
地道な作業の積み重ねで、事業は大きくなっていく。
「自分一人でひたすら努力する」だけではだめで、
「仕組み」を考え構築する時間を意識して作らなければいけない。
そんなことを実感しました。


「タイで1か月働いてみよう」と決意した日から5年目の夏。

いつもと通勤経路を変えてみたのがきっかけで、思わぬ意識の切り替えがができました。

2015年7月3日金曜日

小規模事業者持続化補助金

実は、碧香堂はこっそり「小規模事業者持続化補助金」に応募していました。
本日無事採択が発表され、ようやくご報告できることになりました。

碧香堂は、今年末の「喪中見舞」シーズンに向け、シンパシーカードの開発と普及に取り組む予定なのですが、
今回の採択により、その開発試作費用や、販売促進のための交通費などを補助していただけることになりました。

「喪中欠礼状をもらったら、シンパシーカードを!」という提案をしていければと思います。
また、この取り組みにより、以前よりお客様からご要望をいただいていた
「気軽に贈れる1000円以下のグリーフケアギフト」の開発も同時に実現する予定です。

本日、採択が発表されたので、ようやく堂々とご報告することができますアセアセ

小規模事業者の事業継続のために設けられたこの補助金は、小規模基本法に基づいたもの。
事業を実施するエリアの「商工会議所」もしくは「商工会」の指導を受け、提出します。
それぞれの会員である必要はありません。
開発費や販路開拓の2/3の金額が50万円まで補助されます。
(=75万円使うと50万円いただける、という意味です。)

本日、追加募集も発表され、7月31日締め切りとなっています。
興味のある小規模事業者の方は、下記リンクから募集要項を読んでみてください。

■小規模事業者持続化補助金 3次募集 (2015/7/31締切)
商工会議所サイト http://h26.jizokukahojokin.info/
商工会サイト http://www.shokokai.or.jp/?post_type=annais&p=2504

まずは自分が事業を営む場所が「商工会議所」「商工会」のどちらに属するか、要チェックです。

2015年6月26日金曜日

フューネラルビジネスフェア2015

去る6月9日にパシフィコ横浜で行われた「フューネラルビジネスフェア2015」へ行ってきました。
http://sogo-unicom.co.jp/pbs/fair/fbf/2015/index.html

これは「綜合ユニコム」と「月刊フューネラルビジネス」が主催する「葬祭サービス産業関係者のための総合展示会」で、
今回は143社/231ブースが出展。2日間で11,235名の来場があったようです。

創業準備中に線香・ろうそく業界の市場動向を調べていて知ったのですが、
葬儀業界には、「月刊仏事」と「月刊フューネラルビジネス」という2大専門誌があり、
月刊仏事の発行元「鎌倉新書」はいいお墓.comなどのサイト運営が得意
対する月刊フューネラルビジネスを発行するは「綜合ユニコム」はこの展示会やセミナーを得意としているようです。


「輸入小売りをやるなら東京ギフトショーで勉強して、いつかは東京ギフトショーに出展を!」というのが
輸入業界の決まり文句ですが、私は何度足を運んでも東京ギフトショーに出展しても
碧香堂のグリーフケアギフトを普及できるイメージがわかず悩んでいました。

そんな時にフューネラルビジネスフェアの存在を知り、「碧香堂が出展するならこっちかも」と期待。
昨年は愛知県よろず支援拠点の立ち上げでとても行けず、今年念願の訪問となりました。
来訪者受付の様子。出展者も来訪者もダークスーツの方が大多数でした。

気になる展示内容は
・葬儀関連用品(花・棺桶・装束・照明などの演出・スタッフのユニフォーム)
・香典返しの提案(含む包装紙)
・資格関連団体
・IT系(顧客管理・Web・印刷システム)
・手元供養関連
といった内容でした。
思ったよりもIT関連ののブースが多く、


また、手元供養関連で「遺骨をダイヤモンドにする」というサービスを行っている会社が複数あり
遺族の一人として、個人的に惹かれてしまいました。

骨や髪の毛から人工ダイヤモンドを作ることができ、
子供の骨では量が足りないことが多いので、遺品や家族の髪の毛を足してダイヤにするケースも多いようです。

私の場合、お骨はできるだけ沢山拾ったのですが、
髪の毛は切ることがかわいそうでできなくて、手元に残すことができませんでした。
お気に入りだった帽子もお棺に入れてしまったし。と、少しぼんやりしてしまいました。

いくつかのブースでお話を伺ったのですが、
ちょっとした言葉のやり取りでお互いが子供を亡くした親であることが分かり、
こんなところで仲間に出会えるとはと感動してしまいました。

葬儀を商売にしている方の見本市へ行くのは、少し勇気が必要だったのですが、
思い切って足を運んでみてよかったです。

2015年6月4日木曜日

再再会

碧香堂が苦労して仕入れたお花のろうそく。

そのろうそくメーカーとの交渉の際、若いフランス人女性のスタッフに助けてもらいました。
彼女はコピーやドキュメントの仕方が分からず、怒りっぽいオーナーに対しておろおろしている様子。
私は彼女をさりげなくサポートし、私達はFacebookアカウントを交換。

彼女はインターンとして1か月間だけタイで働いているとのことで、
Facebookのメッセージ機能を使って、私の取引をサポートしてくれました。
碧香堂が今の商品ラインナップをもって開業できたのも彼女のおかげなのです。

彼女と再会したのはパリ。

彼女は1時間以上電車に乗り、メゾン・エ・オブジェを訪れていた私をに会いに来てくれたのです。
そして彼女は「あの会社の顧客リストを私は知っているけれど、あなたの会社以外はとても大きな会社ばかりよ」とこっそり教えてくれました。

そんな彼女が日本に旅行に来ると言うので、本日京都まで会いに行って参りました。
短い時間でしたが、とても楽しい一時でした。

バンコクで出会い、パリと京都で再会した私達。
次は彼女の故郷Nimesで会えたらと思います。
彼女からいただいたお土産。

2015年5月29日金曜日

小さな広報活動

昨年6月から始まったよろず支援拠点での勤務。

先週、同僚の先生方に個人的にお世話になったため、お礼として碧香堂のろうそくを贈ることにしました。

「このページから、好きなのを1つ選んでください」と7色から選べるグリーフケアギフト-【ろうそくのみのセット】のページをお見せしたところ
「おお、これはすごい」
「こんなにいろんな種類があるの?」
との感想をいただきました。

碧香堂のことは折に触れてお話していますし、
勤務場所のすぐそばには碧香堂のディスプレイコーナーもあります。
先生方とのお付き合いももうすぐ1年になるのですが、
これだけ知られていなかったのだ、と改めて自分の宣伝不足を感じました。

「とてもよい事業だけれど、今までにない習慣を提案するのだから認知徹底が重要だ」
と指摘されることが多い碧香堂のグリーフケアギフト事業。

もっと積極的に宣伝する必要があるようです。

小さなことからコツコツと。
まずは丁寧に心を込めてラッピングいたしました。
新商品のメッセージカードも添えて贈呈。

2015年5月22日金曜日

碧香堂の強みと今後の展開

今週はいろいろなことが重なって「碧香堂の強みとは何か」を改めて考えました。

その結果「遺族であること。遺族の気持ちを代弁できること」に集約されるなと思いました。

この事業を始める時には意識していなかったのですが、
グリーフケアギフト事業をやっていると、「子供を亡くした母親」であることが強みになるのです。

会社員時代は、「子供を亡くした母親」はハンディにしかなりませんでした。
想定外の長い休職を経て復帰すると、社会状況も技術トレンドも社内ルールとして変わっていて。
育児休暇に入る前は「コミュニケーション力の高さ」が私の武器だったのに、復職当初はまだお子さんの話をすることが苦痛に。
そして同世代の「子育てをしながらキャリア継続を頑張っている女性」と比べると、周囲の評価も低くなってしまう。

そういうことが積み重なっての転身だったのだと思います。


そして今後の事業展開を考えてみると、
・喪中見舞いに、お線香以外の選択肢があることをもっと世の中に広めたい。
・喪中見舞いとグリーフケアギフト普及の為に1000円以下の低価格帯商品を開発したい。
・喪中見舞いに添える言葉と遺族の心境を解説したガイドラインを作成したい。
と心が決まりました。

写真は、今までに収集したシンパシーカードとそのカタログ。
これらの情報と、グリーフケアに関するお勉強結果をあわせ、
日本人の遺族の心にフィットする新しいお見舞いのフレーズを提案できたらと思います。

2015年5月1日金曜日

ネットショップ見学

大手ネットショップの物流倉庫を見学させていただく機会を得ました。

愛知県よろず支援拠点でのセミナーがきっかけで知り合った方から「倉庫管理システムを導入したので見においで」とのお誘い。
私は製造業担当SEとして倉庫管理パッケージシステムを一通り勉強し導入した経験もあるので、興味津々でとても楽しみにしていました。

当日は、同じ経緯で知り合った別業種の大手ネットショップオーナーさんも共に訪問しました。
じっくり見学させていただき、お話を伺い、様々なことを学びました。学んだことをまとめると。

<システム>
・ネットショップ用のパッケージは、他のサービスとの連結が重要
・在庫管理の考え方の基本は製造業と同じ
・JANコードを使って商品管理(SKU-ID=JANコード)

<ラッピング>
・包み方は「これが最も効率よいだろうな」と思われる包み方を採用されていました
・シール・リボンの選び方も、私の研究結果とほぼ同じ
・包装紙はメーカーさんから直仕入(!)

<商売>
・起業直後はコンサル業を営んでいて、その際にメーカーと特別な関係を構築した
・実績がある大手ショップでも、常に新商品開発と新モールの研究を行っている

<メジャーなパッケージソフト>
ネクストエンジン http://next-engine.net/
ロジザード http://www.logizard.co.jp/
通販する蔵 https://www.softel.jp/


ネットショップ店長さん同士は、様々な情報交換を熱心に実施されていました。
お話の端々から、EC業界の市場拡大と共にショップ運営周辺サービス市場も急成長しているのであろうことを実感。

お客様もショップオーナーも、みんなが日本中で困っている段ボール問題も、そのうち良い解決策がでてくることでしょう。
(どなたか、リターナルな、通箱式ダンボールが巡回する仕組み・システムを実現してください!)


私がギフト分野でネットショップを開業するにあたって「課題だ!」と考え、研究対策したラッピングは、ほぼ合格点。
それよりも私が強化すべきなのは「仕入力」「通販力」「リスクテイク力」だと痛感しました。

旬な業界の最前線を垣間見させていただきました。ご縁に感謝です。

2015年4月5日日曜日

サプライズよりもプラスワン

大手ベンダーのSEとして長く働き、ネットショップで起業し公的機関の経営相談のお仕事をしている私。

どちらも同じサービス業なのですが、日々違いを痛感します。
一番の違いは「特定のお客様にチームで対応する仕事」と「数多くのお客様に一人で対応する仕事」の違いなのだと感じています。

数多くのーある意味不特定多数のーお客様へのサービスはどうあるべきなのか。
そのヒントがつかめるような気がして、先週末に「No.1トヨタのおもてなしレクサス星が丘の奇跡」を読みました。

村上春樹さんの小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に登場する「レクサスのショールーム」のモデルになったと言われているディーラーのお話です。

印象に残ったのは表題の「サプライズよりもプラスワン」という言葉。
「お客様のニーズが100%なら、100%を叶えるのは当然。200%を実現したいのだがそれは無理。
でも101%ならできるはず。1%の上乗せを日々続けることが大切」
という精神で日々サービスを提供しているそうです。

社内の様々なリソースを駆使して最高のサービスを届けることが仕事だった前職と比べ、
現在のお仕事では、一人一人のお客様に割ける時間もリソースも限られてしまいます。

そのことに日々葛藤を感じていたのですが、この言葉に、私の葛藤への解決のヒントがあるような気がしました。

まずは、明日の空き時間を使って、最もお問い合わせの多い補助金の一覧表を作ろうと思います。

2015年4月2日木曜日

宅急便コンパクト

クロネコヤマトの新しいサービス「宅急便コンパクト」を試すべく、専用BOXを購入してみました。

営業所のお姉さんは緊張した様子で「私、これを売るのはこれが初めてです」と教えてくれました。
なんだか嬉しい。

取り出し口で開封すると、歩いているネコが見えるのがかわいいです。
碧香堂の主力商品7色から選べるグリーフケアギフトがぴったり納まりそう。

・グリーフケアギフトの外装としてどうなのか
・専用ボックス代65円を加味しても、ゆうパックから乗り換える価値があるのか
などなど、慎重に検討してみようと思います。

2015年3月17日火曜日

ペンギンの計算

先日、とある経営者の方が
「エンジニアやデザイナーの人を見ていると『ペンギンみたいだ』と思う」
とお話しているのを聞きました。

「水の中では驚くほど速く華麗に泳げるのに、陸上ではよちよち歩き。
専門分野では素晴らしいスキルをもっているのに、事務や経理になるとダメダメ。
そういう人たちを活かすのが自分達経営者の仕事」

そんなお話でした。


IT業界でのキャリアを捨て、細々とネットショップを運営している私は、
さしずめ「頑なに海に入らないどころか、陸上で農作を始めてしまったペンギン」といったところでしょうか。

ITに詳しくない方から見れば「ああ、IT業界での経験を活かしてネットショップをされているんですね」と思うかもしれませんが、
必要な能力やスキルには、実は大きな違いがあるのです。


確定申告を終え、改めて計算をしてみたところ、
碧香堂の一年間の売上を、半年間の講演収入が上回っていることに気が付いた3月。

「碧香堂はやめて、コンサルタントとしてやって行くべきでは?」と言われることも多い昨今ですが、
私にとってグリーフケアギフト事業はライフワーク。

時々は資金調達のために海に入りますが、ゼロから耕したこの畑を放棄することはできません。


ただ、経営相談のお仕事は、片手間ではできないお仕事。
4月からは、経営相談のお勉強の時間を増やそうと計画しています。

遠回りかもしれませんが、グリーフケアギフト事業発展の為に必要な知識や情報も得られるはず。

ペンギンはペンギンなりに、そんな計算をしています。

2015年2月10日火曜日

東京ギフトショー&ててて見本市

今回も東京ギフトショーに足を運びました。

タイトな日々を送っていましたが、「碧香堂事業もおろそかにしたくない!」の一念で2泊3日で上京。
2日間東京ギフトショーを巡り、ててて見本市にも足を運んで帰宅しました。

今回は、はじめて東京駅からの無料シャトルバスを利用。

「すわりたい人用の列」とは別に「立ち乗りでもよい人の列」があり、
じっと並べば確実に座れるというシステム。

初日の13:00頃に並んだのですが、待ち時間は10分ほど。
東6番ホール近辺に到着するので、ゆりかもめ等と比べていろいろと便利でした。

東京駅の乗り場は、東京駅から多少遠くなったようですが有楽町までは近くなりました。
ギフトショー後、銀座を歩くには便利です。

ギフトショー参加は少しづつ慣れてきましたが、商談はまだまだの私。
今回もご縁に身を任せてみようと思います。

2015年1月3日土曜日

2014年の反省と2015年の抱負

新年のご挨拶を申し上げます。


碧香堂の営業開始は1月5日ですが、個人的には本日が仕事始め。
(と言っても、明日以降はしばらくお仕事できないのですが。)
まずは昨年を振り返り本年の抱負をまとめようと、パソコンを立ち上げてみました。


2014年はとにかく忙しい1年でした。
アトランタやパリへ行き、碧香堂事業の立ち上げに奔走したと思えば、
愛知県よろず支援拠点での勤務が突然始まり、補助金の申請締め切りもあって大忙し。
同時に、家庭や婚家での役割が増えるなど、
自分自身の時間が全く取れない時期も長く続きました。

勤務が始まった当初は、1日勤務すると次の日は1日寝込むくらい疲労していましたが、
徐々に慣れることができました。
相談業業務では「わざわざ出向いていただいた時間を無駄にしない」をモットーに真摯に対応していたところ、
徐々に支持いただき、多くの方に何度も相談に来ていただくことができました。

さらに、IT業界でのプロジェクト運営経験を活かした組織運営や
創業の際に「こんなサービスがあったらよいのに」と思ったサービスメニューを実現するなど
今までのスキルと経験を活かした業務にも携わることができ、
一人で事業を営んでいる時には感じられなかった「組織としてサービスを提供する安心感・充実感」を得ることができました。

私は息子との死別以降、極力人付き合いを避けてきたのですが、
「この人の力になりたい」「この人のことをもっと知りたい」という感情を久々に思い出し
少しだけ死別以前の自分を取り戻せたような気がしています。



そんな機会に恵まれ、多くの事業主の方に出会う中で、
私は徐々に「価値あるサービスが提供できる事業者になりたい」と思うようになりました。

「素敵だな」と感じる事業主の方は、その人にしかできないサービスを提供しています。
需要もあるし、その会社にしか提供できない仕組みを構築している。
そういう事業に出会うと、私は「力強さ」を感じます。
現在の収益はともかく、地道にその路線でやって行けば成功するだろうと思える強さを持っています。

対して、現在の碧香堂事業は、思いつきを持ち前の行動力で無理やり実現しただけのもの。
私でなければ提供できないサービス・ビジネスモデルには程遠く、
年月を積み重ねなければできない厚みや、「お!」と思わせるひねりがありません。

今はまだ、どうすればよいのか分かりませんが、
今の仕事を続けて行けば、そのヒントに近づけそうな感触は感じます。
遠回りかもしれないけれど、今はきっと広く学ぶ時期なのだと思います。


2015年も(少なくとも前半は)とても忙しくなりそうな気配。

とりあえずは、与えられた場所と立場で、職務に邁進し、
「価値あるサービスが提供できる事業者」を地道に目指したいと考えています。

2014年11月25日火曜日

ANNA GRIFFINのカード(9)注文

お取引に至らなかったとあるキャンドルメーカーとの交渉のお話は終了。ようやくANNA GRIFFINの再登場です。

【今までのお話】
ANNA GRIFFINのカード(1)出会い
ANNA GRIFFINのカード(2)カタログをください
ANNA GRIFFINのカード(3)キャンドルメーカー
ANNA GRIFFINのカード(4)エレベータースピーチ
ANNA GRIFFINのカード(5)エレベータースピーチ2
ANNA GRIFFINのカード(6)作戦会議
ANNA GRIFFINのカード(7)英語プレゼン準備
ANNA GRIFFINのカード(8)商談

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ぐっすり寝た翌日。私はANNA GRIFFINのブースへと出かけました。

今回の商談で私は「気に入った企業と取引していただけるのはそれだけで幸運」ということを学びました。

アトランタに滞在できるのはもう今日だけ。
カタログの入手にこだわっている場合ではありません。
注文を受け付けてもたえるのならば、注文してしまおう。
そう決めて、相変わらず華やかなブースに足を踏み入れます。

「はぁい、ガール!」
グラマラスな美女が私を快く迎えてくれます。

彼女をがっかりさせたくないので、私は最初に断ることにしました。
「こんにちは。私は今日、カードの注文に来ました。
どのカードも素敵なので迷ってしまうと思います。私に時間をください」

彼女はにっこり笑っておっしゃいます。
「ええ、どうぞ。好きなだけ時間を使ってちょうだい。でも、助けがいる時は声をかけてね」

さて、どうしたものか。
私にはバイヤーとしての経験がほとんどありません。自分の直感だけを頼りに選んでいきます。

まず、一目ぼれした黒のレースとリボンのカードを選びました。
これぞ、私が抱いていた「素敵な喪のギフトがあってもよいのではないか?」というテーマへの解だと思ったカードです。

次に、シンプルでかわいいエンボスカードを選びました。
デザインがとても私好みですし、お手頃価格なのでカード文化が根付いていない日本でも受入れられそうです。
4色のバリエーションがありましたが、喪のシーンにぴったりのグレーと、碧香堂のテーマカラーの紺色を選びます。

価格帯に幅があった方がよいでしょう。
もう1つ、リボンのついたゴージャスなカード達から1つ選びます。
素敵なデザインが多くて、悩みに悩みましたが、 アイボリーの幅広レースが印象的な四角いカードを選びました。
少し高価かもしれませんが、クオリティーを考えるとむしろコストパフォーマンスがよいと思ったからです。

今回は、はじめての取引なので、教科書通り最低注文価格での注文を狙います。
そうすると、円状のレースのこのカードがぴったり。
日本では見たことがない個性的なデザインですが、先般苦労してタイで入手したお花のろうそく箱入りギフトに
雰囲気もぴったりあいます。

悩ましいのは、色のセレクト。
このカードには、ゴールド(金)、黒、灰色、アイボリーの4色がありました。
まずゴールドは除外するとして、黒か灰色かアイボリーか。
他とのバランスを考えるとアイボリーも悪くありません。
でもこの素敵なレース模様が引き立つのは黒。しかし黒は既に選んだ他のカードとイメージが重複します。
となると灰色もいいです。碧香堂は紺色の包装紙を使う予定なので、色が映えそう。
ショップスタッフの彼女に相談すると、「ネイビーにはこのグレーが合うわ」と断言されたので、
灰色にすることに決めました。

(と、文章にするとすんなり決まったようですが、実際には目移りしたり、計算し直したり、
てんやわんやでした。)

このブースは、ハンディ端末での注文。
ディスプレイに注文内容が表示され、確認できるのが安心でした。



そして帰国。
送料の確認を行い、いよいよ輸出していただくことになりました。
ドキドキしながら待つこと約10日間。

ようやくカードが届きました。
梱包は完璧。破損もありません。心配だったリボンもつぶれていませんし、
実物が確認できなかったエンボスカードの紺色もいい色合いです。

しかし5つ目のダンボール箱を開封した私は自分の目を疑ってしまいました。



これ、ゴールド・・・・。

色を間違えてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、よりによってゴールドが届いてしまうとは。
私は急いでミプロの貿易アドバイザーに相談し、メールを出すことにしました。
「私はグリーフケアのギフトショップなのでゴールドは売れません。
注文した灰色に交換してください。在庫がないのならば、黒かアイボリーでも構いません」と。

その後すったもんだがあり、発送したと言われたのですが、その荷物がちっとも到着しなかったり、
紆余曲折ありましたが、なんとか私は注文通りの灰色のカードを入手することができました。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

本日、他のカードに遅れて公開したのが、このANNA GRIFFIN レースサークルカード【グレー】です。
ケース入りの10枚セットもございます。

2014年10月6日月曜日

通りすがりのアドバイザー

アトランタで見つけた素敵なキャンドル。

参考:過去の記事
ANNA GRIFFINのカード(3)キャンドルメーカー
ANNA GRIFFINのカード(4)エレベータースピーチ
ANNA GRIFFINのカード(5)エレベータースピーチ2
ANNA GRIFFINのカード(6)作戦会議
ANNA GRIFFINのカード(7)英語プレゼン準備
ANNA GRIFFINのカード(8)商談

強引な自己PRでオーナーとの会談にこぎつけた私でしたが、
「イギリスの代理店を通して買ってくれ」
と、直接取引を断られてしまいました。

帰国後、イギリスの代理店にメールをしてみましたが、
返事がありません。

ジェトロに相談に行くと「どんな魅力的な商品でも、相手があなたと取引したいと思ってくれないと取引は成立しない。
そんな失礼な態度をとる会社と取引をしても何も良いよいことはない」
とアドバイスされてしました。

その後、東京ギフトショーに参加して、国内のメーカーとも商談しましたが
「実店舗のないネットショップのみの会社とはお取引できません」
と断られること多数でした。

「買いたい」と言い、お金さえ支払えば売ってもらえるものだとばかり思っていた私。
どうらやこの業界では、そうではないようです。
どうしたものか。

そんな風に悩んでいた時、友人がお気に入りの飲み屋さんに連れて行ってくれました。
美味しいお魚を堪能していると、たまたま隣の席に居合わせた常連さんに
話しかけられ、友人に「私の友達です。彼女、起業準備中なんですよ」と紹介されました。

なんでもその常連さんは起業して7年。
様々な事業を試した挙句今はエステの会社を運営しているのだそうです。

聞かれるままにアトランタでの顛末をお話しすると、
「僕だったら最低注文金額を聞いて、半年時間をくれと言う。
そしてその半年間で買い手を見つけて輸入する」
と言われました。

なるほど。契約を成立させるには、そういう方法がベストなのでしょう。
商売に向いている人の発想はこうなんだ、と目から鱗でした。

けれど私はそんなリスクまでとって、大口の取引を成立させたいのではありません。
遺族の方がもらって心が慰められるような「グリーフケアギフト」の習慣を
日本に根付かせることが私の目標です。


そしてその1か月後、私は成田のタリーズで見知らぬ外国人と同席になりました。

お互い「このテーブルは空いていたと思っていたのに、先客がいた」みたいな状況。
譲り合った挙句、シェアすることになりました。
「なんだか気まずいなー」と思って「どこから来ましたか?」と話しかけたところ、
彼はシンガポールに住むアメリカ人とのことでした。

「奥さんはシンガポールの人なの?」と聞いたら
「いいやアトランタの出身だ」とのこと。
「あら、私先月アトランタへ行ったばかりなのよ」と答えたところ、
大変驚かれ「アトランタへ?!何をしに?」と言われてしまいました。


 ”余談ですが。
  アトランタってそんなにマイナーな都市なのでしょうか。
  デトロイトでの入国審査で「アトランタへ行く」と答えたところ
  「アトランタ?何をしに?!」と審査官にいぶかしげに聞かれたのでした。”


コーヒーを飲みながら今までのいきさつを話したところ、彼は次のように話してくれました。

「流通業界は、君のいたIT業界とは異なる性質を持っている。
力のあるメーカーほど、取引先に格を求める。
IT業界では、スキルさえあればどんな大企業とでも取引できるのだろう?
ところが流通業界ではそうではない。
よい品を扱いたければ、よい企業になることだね。
よい企業と言うのは、沢山売れる企業ではない。
客層がよい企業という意味だ。
魅力的な企業になれば、今度は逆に取引先から売り込みがくるようになるよ」

そんな彼は、某有名デューティーフリーの店長で、
本社での店長会議に呼ばれ、その帰り道なのだそうです。

彼がコーヒーを飲み終わる前にアナウンスが入り、
「僕の搭乗の時間だ。話せてよかった。君のビジネスの成功を祈るよ」と言うと、
タリーズのコーヒーを片手に去って行きました。


なるほど。私のいたIT業界でエンジニアに求められていたのはスキル。
けれど流通業界でバイヤーに求められるのは別のもの。
それが何かは分からないけれど、今の私にはチャンスを捕まえることはできても
契約に結び付けれなかったのは、その何かが足りないからなのでしょう。


こうして私は、偶然テーブルで隣り合わせた2人の商売人から、商売のヒントを得たのです。

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何故私が成田空港にいたのかというと、韓国に例のキャンドルメーカーの代理店を視察に行く途中だったから。

次回はそのお話をお届けします。