2016年2月20日土曜日

年賀状ジャーナル掲載



株式会社アイデア工房様が発行する「年賀状ジャーナル Vol3」にインタビューを掲載していただきました。

碧香堂@年賀状ジャーナル
















郵便局様と共同開発した「窓口でご遺族へお配りするグリーフケアギフト」をきっかけに、
取材依頼をいただきました。

遠鉄百貨店で「喪中お見舞い」を発案された株式会社印章印刷工房の小松澤さま、
三雲天白郵便局の山﨑局長、西麻生郵便局の松田局長と共に取材を受け
4ページの特集記事にまとめていただきました。

私は、碧香堂の創業経緯、息子との死別直後に経験した様々な窓口での経験、
そして窓口グリーフケアギフトに込めた想いを掲載していただきました。


実は、創業の際「いつか遺族の立場から、現代の喪の習慣に異議を唱えられるようになりたい」
と密かに決意しておりました。
思いがけない形で夢がかない、感無量です。

当初、郵便局様からギフト開発の提案を受けた時、
「碧香堂の理念にマッチするものが作れるのだろうか。
現在の碧香堂にとってはリスクの大きい投資になるのではないか」と懸念しましたが、
山﨑局長が「本当にグリーフケアが必要なのは、死亡後の手続きに訪れたご遺族なのではないか」
とおっしゃった時、自分の様々な体験が思いだれ、「やってみよう」と決意しました。

経験の浅い私にとって困難が伴うチャレンジでしたが、
様々な方にご支援いただき、無事配布開始にこぎつけることができました。

昨夜、今回の試みに賛同してくださった皆様がまとめられた
「グリーフケアギフトを配布した際のお客様の反応」のレポートが私の元に届き、
短い文章の中にも様々なご遺族の葛藤とグリーフが感じられ、
思わず涙してしまいました。

私のような想いをする遺族の方を一人でも減らしたい。

そう考え始めた碧香堂事業。

ようやくその一端をかなえることができました。
今後は、この動きをより大きくするにはどうしたらよいのか、
今まで以上に考え戦略を練らなければと感じています。

皆様のご支援でここまでこれました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


2016年2月11日木曜日

東京ギフトショー 2016春

去る2016/2/5、東京ギフトショーに行ってまいりました。

お取引先にご挨拶し、競合他社(?)の動向をチェックし、
グリーフケアギフトになるような商品がないか探すのが目的です。

名古屋から上京しての参加なので、滞在時間は限られ、
広大な会場を早足で歩きまわることになるのですが、
時には思わぬ出会いに恵まれます。

今回、つい足を止めて見入ってしまったのが、有限会社第一創芸様のブースにあった「スタイルふくさ」。

「ふくさもドレスアップしましょう」がキャッチコピーで、
ビビットな水玉やレースでいろどられた様々なふくさが展示されていました。

幸運なことにデザイナーの方がいらっしゃり、お話させていただくことができました。

私も「新しい形の喪のギフトを提案しているんです。
でも、時々"本当にこんなものを贈ってもよいのでしょうか"という声をいただいて…」
と話しかけると

「ああ、ふくさは自分で持つものですが、贈り物は難しいかもしれませんね。
でも私、こういうものも変わっていく時代だと思うんですよ。
タブーのある世界だからこそ、やったもの勝ち、提案したものの勝ちだと思うんです」
とお返事が。

短い時間でしたが、「同じことを考え、形にされている方がいる」と勇気をいただくことができました。


あの大きな会場では、こんな風に大小さまざまなドラマが生まれているのでしょう。
「碧香堂もいつか出展する側にまわりたい」と思った出来事でした。