2014年7月31日木曜日

年配の方からのご注文

年配の親族から、グリーフケアギフトのご注文をいただきました。

ネットショップには抵抗があるようで、
実家の母を通じてお電話とFAXでご注文いただき、
ご入金も実家に届けていただきました。

知人の方への贈り物ということで、送り先のご遺族も同年代の方。
色のついたろうそくが受け入れていただけるか少し心配だったのですが、
「めずらしいものをいただいて」とお礼の電話があったそうです。

ほっとしました。

いつもと違う注文フローだったので、住所等間違いがないか心配でしたが
頑張って対応してよかったです。


ご注文をいただいた時に金額で指定があり、商品の組み合わせに苦慮しました。

そこで気づかされたのですが、喪のギフトはご予算が先に決まっている場合も多いですよね。

今後は「ご予算2,000円」「ご予算3,000円」「ご予算5,000円」といった
価格帯を意識したカテゴリで商品開発をしようと思いました。


試行錯誤を続ける碧香堂(へきかどう)。

この夏のお盆キャンペーンは
8/1(金)22:59までは全品8%OFF
8/1(金)23:00からはギフト用3品が10%OFF
となっています。

詳細情報&売り場へはこちらかからどうぞ。

2014年7月24日木曜日

手作りキャンドルキット

子供を亡くした後、辛いことの一つは
「もう子供にしてあげられることは何もない」と思い知らされることです。

生前は、一日の大半を育児や家事や看病に費やしていたのに、
死別後は、急にそれらの義務の大半がなくなってしまう。

他にもお子さんがいらっしゃる方はまた違うのかもしれませんが、
私は、急にやるべき仕事を取り上げられ、自分の役割と存在意義までもを失ったように感じました。

私は料理が好きで、息子の食事には時間と手間をかけていたので、
食事の支度をする度に「もうアレルギーや栄養を考えなくてもよいのだ」
と悲しくなりました。

虚無感から逃れるために、死別後しばらくは、
少量の食事を息子の為に盛りつけ、息子の席にお供えしていました。
けれど、誰も食べてくれない料理を片付けるのもまた悲しいものです。

「何かしたい」と思う気持ちは、次は仏壇に花を絶やさないことに向けられました。
花屋さんをめぐり素敵なお花を手に入れ、飾る。
しかし、夏がやってくると、この習慣も大変な負担になります。
日中の室内の気温が上がってしまうので、生花はすぐに枯れてしまうのです。


「何かしたい」と思う親心を満たすアイテムはないものか。
私は、碧香堂を始めた時から、そんなアイテムを探していました。

最初に注目したのは手作りキャンドルの世界です。
ハンドメイドのキャンドルで命日や誕生日に灯せたら素敵です。

しかし、キャンドルを手作りするのは思ったより大変。
様々な見慣れれぬ材料と道具を揃え、火を使わなければなりません。
心もとない状態になっている遺族には少々負担が大きすぎます。

「お手軽だ」と評判のジェルキャンドルも試しましたが、やけどの危険を感じました。


どうしたものか....と悩んでいた時に、カメヤマローソクさんのショールームで
このキットに出会いました。

手作りキャンドルキット

人気のキャンドル作家マエダサチコさんの監修で、心がときめくデザイン。
そして、ワックスシートを使って作るので、はさみさえあれば簡単に作ることができます。
おまけにメーカーは老舗のカメヤマローソク。

なんて理想のキットなのでしょう!と嬉しくなり、お取扱いさせていただくことになりました。


お値段も、お手頃価格の2,000円(税込2,160円)。
個人でワックスシートや芯糸を買い揃えるより、ずっとお得です。

手作りのキャンドルをお供えできたら、きっと親心は満足します。
それに工作はセラピー効果も抜群。
一心に何かを作っていると、様々な苦しみからも逃れられます。

この夏、お盆に手作りキャンドルをお供えしてみてはいかがでしょうか。



マエダサチコさんの手作りキャンドルキット@碧香堂はこちら

2014年7月19日土曜日

ショップデザインを変更しました

創業1周年を記念して、ショップデザインを変更しました。

今までは無料のテンプレートを使っていたのですが、
SEO対策に強い有料テンプレートに蔵替え。

涼しげだけれど寂しすぎないイメージが気に入っています。
碧香堂

創業当初は「創業補助金でECサイト構築業者にオリジナルサイトの開発を依頼しよう」
と考えていたのですが、しっくりくる業者さんと出会うことができず
このような対応になりました。

振り返ってみると、予算の割に要求事項が多かったのが敗因かと思います。
どうも前職(大手SIer)の感覚が抜けきっていなかったのが反省点です。

もっとじっくり、様々な会社の方とお話ができれば出会えたかもしれません。
そういう意味では、商品の仕入れ先確保に東奔西走しすぎて、
十分な時間をかけられなかったのも敗因の一つです。

たった一人で、未経験の分野での創業には試行錯誤が付き物。
振り返りや反省も大切ですが、それ以上に事業を前に進まないと!
と自分を鼓舞しています。

今後は、ロゴ部分のサイズを調整したり、
スライドショーを設定したりしてより素敵なショップを目指して改良を進めてゆく予定です。

まだまだ改良点は残っておりますが、一歩一歩やってゆこうと思います。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

2014年7月15日火曜日

創業一周年の誓い

碧香堂の運営会社OfficeWanibe(オフィスワニベ)は7月3日に創業一周年を迎えました。

友人知人の皆様の購入に支えられてスタートした碧香堂も、
最近では、見知らぬ方から定期的にご購入いただけるようにました。

しかし、売上高は決して大きくなく、
低コスト運営を心がけているので大赤字にこそなりませんが、
初期投資費用(買い付けの為の旅費など)を回収できるのはいつになるのだろう・・・
と不安だった昨今。

今年5月から週3日の定職をいただき、生活費はこちらで確保できることになりました。
また、このお仕事はただのアルバイトでなく今までの職歴と創業経験を活かせる
コンサルタント的な公職のお仕事。
「コンサルタントとして起業したい」と考えている方から見たら、
のどから手が出るほどの貴重なポストです。

また、この仕事がきかっけとなり、個人的に講演や講師のお仕事もお声がけいただくケースも
ちらほら出てきました。

そして、複数の方から
「碧香堂はもうやめて、コンサルタントとして仕事をしては?」
「あなたは輸入販売より、コンサルタントの方が向いているのでは?」
というアドバイスをいただくようになりました。

ううーむ。

確かにこの新しいお仕事はやりがいがあり、勤務時間以外でも勉強や調査が必要になるなど
本気で取り組む必要があります。
平日の2日間と週末は碧香堂事業に充てられるはずでしたが、
疲れ切って倒れ込むように眠り続けてしまったり、
下調べに時間を費やして、碧香堂事業がおろそかになっている感も否めませんでした。

「碧香堂事業ができない!」とぼやき、
「碧香堂のグリーフケアギフト事業と、公務のコンサルタント業務をどうやって両立するのか、
どちらを優先させるべきなのか」
と悩んだこの1か月間。

先週1週間じっくり考えて、なんだかふっきれ、結論を出すことができました。


私は、グリーフケアギフト事業を辞めることはできません。
これは私にとってライフワークであり、
自分自身のグリーフケアとしても必要な作業だからです。

かといって、月商〇〇万円!と売り上げ規模を誇ったり、
輸入業者として取扱い量を増やして独占販売権の獲得を目指すのも
私の事業目的とは少々異なります。

碧香堂事業の目的は、グリーフケアギフトの普及。
ご遺族の方が、贈り物によって傷つくことを少しでも避けたい。
故人の個性を尊重したギフトと受け取り、慰められる瞬間を少しでも増やしたい。
「喪のギフトの世界を変えたい」というのが私の創業の動機です。

新しい概念や習慣を普及させるのには、1店舗の活動だけでは限界があります。
必要となるのは、売り上げ拡大でなく、普及活動であり広報活動でしょう。

であるならば、コンサルタントとしての講演や講師のお仕事も、
その助けになるはずです。

実際に、公務のお仕事が始まってから、オフィスワニベのフェイスブックページ
の閲覧数(リーチ)は2.5から3倍に急増しました。

私にとって、対面で自分自身の経験を語るのは、未だに緊張を伴います。
さすがに言葉や表現を選ぶ技には磨きがかかり、
聞き手の反応に傷つくことは少なくなりましたが、
思わぬ瞬間に過去の痛みがよみがえり、辛い気持ちに襲われることが
しばしばあるからです。

それでも、その活動がグリーフケアギフトの普及につながるのならば、
取り組む価値はあるはずでしょう。


碧香堂のグリーフケア事業の広報の為にも、コンサルタント業務も全力でやる。

とりあえずこの一年間は、この方針で活動してゆこうと思います。

2014年7月4日金曜日

両立の秘密-運送業者との契約

碧香堂は、店長かとうが一人で切り盛りするネットショップ。
その店長かとうは、今年の5月から愛知県よろず支援拠点で週3日フルタイム勤務しながら
ショップを運営しています。

それを可能にしてくれるのは、この郵便局。

24時間ゆうパックを取り扱ってくださるので、出勤前や帰宅途中での出荷が可能なんです!

ネットショップの運営の基礎として、運送料金の大口割引契約の取得があります。
これは、運送会社と業務契約を結ぶことにより、通常料金より割引が受けられるという、
嬉しい仕組み。
年間の利用数によって受けられる割引の比率は異なります。

碧香堂は当初2社と契約していましたが、消費税率UPをきっかけに
郵便局との専属契約に変更しました。

業務契約の使い方は会社によって様々ですが、
郵便局の場合「ゆうビズカード」と言う契約番号がかかれたカードを持って
契約した郵便局へ出荷に行きます。

通常は集荷をお願いできるのですが、
碧香堂は事務所のすぐ近くに郵便局があり、取扱量もまだまだ少ないので、
「自分で持ち込みます。その分安くしてください」と交渉を行いました。

その結果、碧香堂の最寄りの郵便局は土曜日と日曜日がお休みなので、
最寄りの大型郵便局も利用可能となりました。

そして、なんとその郵便局は私の通勤ルートの途中の駅の真上にあるのです。

当初は勤務のお仕事のお話をいただけるとは想定しておらず、
ただただ「お客様の為にも送料を抑えたい」と考えて行動したことが、
結果として今の掛け持ち生活を可能としてくれました。

24時間営業の郵便局様に感謝感謝の毎日です。

勤務のお仕事の内容は、新しい窓口の運営とIT活用のよろずご相談に応じること。
今までのIT業界でのキャリアと、創業の試行錯誤の経験を活かしながら、
中小企業および小規模事業者様のご相談にのっています。

相談のお仕事は楽しくやりがいがあります。
そして自分自身の事業の参考になることも沢山。
相談業務がはじまってからこの1か月は忙しくて毎日ヘトヘトになってしまっていましたが、
徐々に相乗効果を出していきたいと思います。