2014年6月20日金曜日

個人輸入のはじめ方

今週、立て続けに「輸入をやってみたいのですが、どうしたらよいのでしょうか?」と質問を受けました。

このブログで私のドタバタ起業顛末記は書いていますが、
「情報としてまとまっていない」と感じたので、まとめてみます。

(ANNA GRIFFIN物語は続きます。しばしお待ちを。)


1.MIPROを活用

MIPRO(ミプロ)は個人輸入をサポートする一般財団法人です。
MIPROのサイトでは、輸入に必要な情報がぎっしり詰まった冊子が無料でダウンロードできます。
http://www.mipro.or.jp/
また、無料で輸入の相談を受け付けています。
窓口は東京池袋にしかないのですが、Webや電話での相談もOKです。
QA集も参考になります。


2.仕入れ先の見つけ方

主に4つの方法があります。
1)友人・知人からの紹介
2)バイヤー向けサイトで開拓(BUYMAやeBay,アリババなど)
3)海外見本市で開拓する
4)現地のマーケットで発掘する

1)は「以前海外に住んでいてその時のつてで」等のケースです。

2)は要英語力。既にやっているショップさんも多いかもです。

3)が王道だと言われています。
見本市に出展できる企業というのはそれなりに信用があり、また実物も会場で確認できるので効率がよいとされています。
しかしメジャーな見本市では既に日本に代理店があるメーカーも多くなります。
また、その場で買って帰れることはまずなく、注文し、お金を支払い、商品の到着を待つ、
というプロセスが必要となります。

4)は市場での買い付けも含まれます。
その場で買い付けて持ち帰えるのが最も手っ取り早い方法。
全くの初心者はまずはここからとよく言われました。
3)と組み合わせて、見本市の前に市価を把握するためにも一度マーケットに行ってみることをお勧めします。


3.見本市情報

JETROのサイトの情報が一番充実しています。
http://www.jetro.go.jp/j-messe/
その昔はJETROが輸入もサポートしていたのだそうですが、
現在は「輸出&海外進出はJETRO」「小口輸入はMIPRO」と棲み分けがされているのだとか。

けれど全く輸入の相談を拒否している訳ではありません。
貿易サポートのイベントもたくさん。
MIPROとJETROのメルマガは購読を登録しておくことをお勧めします。


4.見本市への参加申し込み

バイヤーとして事前に申し込み、現地に赴きます。
主催者のサイトで直接登録することもできますが、
アジアやマイナーな見本市では、その国の商務省の出先機関@日本を通じて申し込むとホテルの無料宿泊などの特典がつくことも。
また、通訳の手配など様々なサポートをしてくださるので、要チェックです。
※見本市によっては有料だったり資格審査があったりします。


5.見本市に行く準備

事前に用意すべきものは3つ。
1)英語の名刺
2)支払手段の準備
3)輸送方法の確認
です。

1)名刺には、オリジナルドメインのメールアドレスやURLがあると信用性が増すように感じます。
また、国によってはLINEやSkypeのIDが書いてあると喜ばれることもあります。

2)支払方法は、欧米はクレジットカード、アジアでは銀行振込が多いようです。
事前に、カードの限度額や暗証番号を確認したり、取引先の国への送金事情を調べておくくらいはやっておいた方がよいと思います。
コスト計算には諸手数料も加えなければいけませんし、銀行経由の送金は手数料が意外に高いのです。

3)FedExなどのアカウントを持っていると「着払いで送って」と言うだけで商談がシンプルになります。
但し、着払いを選択すると日本の料金体系が適用されて割高になることも。
小口輸入者の私たちは、輸出元の意向に従うしかないことも多々あるのですが、
あらかじめ送料の目安を把握しておくと安心できます。


あとは、飛行機とホテルを手配して飛び立つだけ!


以上、超ざっくりとした、個人輸入のはじめ方(着手編)でした。

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