2015年6月26日金曜日

フューネラルビジネスフェア2015

去る6月9日にパシフィコ横浜で行われた「フューネラルビジネスフェア2015」へ行ってきました。
http://sogo-unicom.co.jp/pbs/fair/fbf/2015/index.html

これは「綜合ユニコム」と「月刊フューネラルビジネス」が主催する「葬祭サービス産業関係者のための総合展示会」で、
今回は143社/231ブースが出展。2日間で11,235名の来場があったようです。

創業準備中に線香・ろうそく業界の市場動向を調べていて知ったのですが、
葬儀業界には、「月刊仏事」と「月刊フューネラルビジネス」という2大専門誌があり、
月刊仏事の発行元「鎌倉新書」はいいお墓.comなどのサイト運営が得意
対する月刊フューネラルビジネスを発行するは「綜合ユニコム」はこの展示会やセミナーを得意としているようです。


「輸入小売りをやるなら東京ギフトショーで勉強して、いつかは東京ギフトショーに出展を!」というのが
輸入業界の決まり文句ですが、私は何度足を運んでも東京ギフトショーに出展しても
碧香堂のグリーフケアギフトを普及できるイメージがわかず悩んでいました。

そんな時にフューネラルビジネスフェアの存在を知り、「碧香堂が出展するならこっちかも」と期待。
昨年は愛知県よろず支援拠点の立ち上げでとても行けず、今年念願の訪問となりました。
来訪者受付の様子。出展者も来訪者もダークスーツの方が大多数でした。

気になる展示内容は
・葬儀関連用品(花・棺桶・装束・照明などの演出・スタッフのユニフォーム)
・香典返しの提案(含む包装紙)
・資格関連団体
・IT系(顧客管理・Web・印刷システム)
・手元供養関連
といった内容でした。
思ったよりもIT関連ののブースが多く、


また、手元供養関連で「遺骨をダイヤモンドにする」というサービスを行っている会社が複数あり
遺族の一人として、個人的に惹かれてしまいました。

骨や髪の毛から人工ダイヤモンドを作ることができ、
子供の骨では量が足りないことが多いので、遺品や家族の髪の毛を足してダイヤにするケースも多いようです。

私の場合、お骨はできるだけ沢山拾ったのですが、
髪の毛は切ることがかわいそうでできなくて、手元に残すことができませんでした。
お気に入りだった帽子もお棺に入れてしまったし。と、少しぼんやりしてしまいました。

いくつかのブースでお話を伺ったのですが、
ちょっとした言葉のやり取りでお互いが子供を亡くした親であることが分かり、
こんなところで仲間に出会えるとはと感動してしまいました。

葬儀を商売にしている方の見本市へ行くのは、少し勇気が必要だったのですが、
思い切って足を運んでみてよかったです。

2015年6月18日木曜日

事務所移転

今週末、碧香堂事務所(兼自宅)はお引越しをいたします。
それに伴い、6/17(水)以降にいただいたご注文は、全て6/22(月)以降に順次発送させていただきます。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。

今回の引っ越しでは、12年間住んだマンションとお別れ。
荷物を整頓していると、育児記録や入院グッズが出てきて作業の手が止まってしまいます。

そんな荷造りが遅れがちだった私を変えたのは、転居届手続きでした。
郵便物転送の手続きをネットで行っていると「ご家族全員のお名前をご記入ください」という欄があり
思い切って息子の名前も記入しました。

息子宛のDMは、”死んだ子の年を数えさせる”、心を不意にかき乱される厄介なモノなので迷ったのですが、
我が家の新しい住人さんに届けられても困ってしまうだろうと思って決断。

しかし、息子の名前を久しぶりに記入し、届けを出すことで
「息子も一緒に引っ越しするのだ」と気持ちが前向きになりました。

今まで処分できなかかった息子用の食器や衣類も、一部を除いて処分することができました。
まだ葬儀関係書類の整頓と処分という大仕事が残っていますが、なんとか頑張れそうです。

新居では、碧香堂の専用スペースもしっかり確保。
新たな気持ちで事業に取り組めたらと思います。

インターネット転居届サービス e転居 https://welcometown.post.japanpost.jp/etn/

2015年6月12日金曜日

アイルランドのシンパシーカード情報(2)

前回に引き続き、アイルランドシンパシーカード事情レポートです。

報告者の方は「そもそも日本とは、グリーティングカード売り場面積が違いすぎて驚いた」
とおっしゃっていました。

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■カード売り場と品揃え

書店や、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等のカード売り場で、
シンパシーカードを見つけることができました。

前回お伝えした売り場の写真は、書店内のカード売り場のもの。
宗教系のシンパシーカードがあったのは書店のみ。

「おじいちゃん」「おばあちゃん」など亡くなった方別のカードは、
大手スーパーは「おじいちゃん」「おばあちゃん」と「それ以外」といった感じ。
大手書店は、配偶者や子供など全ての関係者別のカードを確認できました。

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■現地の英語教師の方へのインタビュー

<純アイルランド人>
グリーティングカードとしてシンパシーカードも普通に贈る。
自分自身が贈った経験があるし、周りの人もそう。
至って普通の習慣である。

<インド系クリスチャン>
数多あるグリーティングカードは日常的に使用する。
シンパシーカードも同様。
宗教系のカードは、少しインスタントなものだと感じる。
本来は教会に行って司祭に直接サインをもらって贈るべきものだと思う。

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宗教色の強いアイルランドでも、生活習慣の変化がシンパシーカードにも表れているのでしょうか。
宗教色の弱い日本では、どんな方の言葉があったら遺族が喜ぶのだろうか?と感じました。

碧香堂では、世界のシンパシーカード情報を募集しています。
何か情報がありましたら、碧香堂ショップ内お問い合わせフォームでお知らせいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

2015年6月4日木曜日

再再会

碧香堂が苦労して仕入れたお花のろうそく。

そのろうそくメーカーとの交渉の際、若いフランス人女性のスタッフに助けてもらいました。
彼女はコピーやドキュメントの仕方が分からず、怒りっぽいオーナーに対しておろおろしている様子。
私は彼女をさりげなくサポートし、私達はFacebookアカウントを交換。

彼女はインターンとして1か月間だけタイで働いているとのことで、
Facebookのメッセージ機能を使って、私の取引をサポートしてくれました。
碧香堂が今の商品ラインナップをもって開業できたのも彼女のおかげなのです。

彼女と再会したのはパリ。

彼女は1時間以上電車に乗り、メゾン・エ・オブジェを訪れていた私をに会いに来てくれたのです。
そして彼女は「あの会社の顧客リストを私は知っているけれど、あなたの会社以外はとても大きな会社ばかりよ」とこっそり教えてくれました。

そんな彼女が日本に旅行に来ると言うので、本日京都まで会いに行って参りました。
短い時間でしたが、とても楽しい一時でした。

バンコクで出会い、パリと京都で再会した私達。
次は彼女の故郷Nimesで会えたらと思います。
彼女からいただいたお土産。

2015年6月1日月曜日

アイルランドのシンパシーカード情報

アイルランドへ短期語学留学に行っている元・会社の先輩がアイルランドのシンパシーカード情報を寄せてくれました。

S下さん、ありがとうございます!
書店のカード売り場の様子。
淡い色使いが多いですね。


アイルランドはカトリックの国。
大きく分けて、宗教系とそれ以外のシンパシーカードに分かれているようです。
多くは関係別(おじいさんとか、お父さんとか)になっていて、
宗教系のカードは司祭のサイン入りが多いとのこと。

日本だとどういった方のサインが喜ばれるのでしょうか。うーむ。

そして、息子さん・娘さんのカードもあるのかな、と気になりました。

別途ヒアリングも行ってきてくださるとのこと。(語学の上達次第?!)
期待して待っております!