2015年10月22日木曜日

PL保険加入

販路拡大に備え、PL保険に加入しました。
正式名称は「生産物賠償責任保険」。
輸入品は、輸入者=製造者とみなされるので、製造メーカーと同等の責任が問われるのです。

輸入の本などに「商工会議所を通じて加入する」と書いてあり、
商工会議所に入会する際も「うちを通じて保険に加入すると団体割引が受けられます」との説明がありました。

そこで入会後、早速手続きを行ったのですが、すんなりとはいかず。
「え、そうなの?!」ということが多々あったので記録しておきます。

1.担当の経営相談員さんに相談。
2.さっそくパンフレットを事務所ポストに入れてくださる。
3.しかし、申込書が見当たらない。問い合わせたところ、商工会議所の本部に問い合わせてくれとのこと。
4.商工会議所本部(保険の担当部署)に問い合わせる。
5.2と同じパンフレットが送られてくる。またしても申込書なし。
6.再度問い合わせると「まず保険会社を選んでくれ。この先は保険会社が説明と手続きを行う。
保険の内容はどの会社でも同じだ」とのこと。
7.選んだ保険会社からコンタクト有り。直接会って説明するとのこと。取扱い品目と前年度売上高を伝える。
8.保険会社の担当者が来訪。見積もりの提示。契約は後日改めてとのこと。
9.
保険会社の担当者が再来訪。ここでようやく契約書記入。前年度売上高が分かる書類を提出。押印。
10.保険費用の支払いは郵便窓口で。ATM不可とのこと。平日昼間に窓口へ。
11.保険会社の担当者が三度来訪。10の支払伝票を9の契約書に添付。

ここまですったもんだして、私が支払った保険料はたったの千円。
商工会議所の会員なので団体割引を受けているそうなんですが、それにしたって
パンフレット印刷代+パンフレット郵送費+商工会議所さんの人件費だけで足が出そうです。
保険会社の担当者の方の人件費と交通費なんてとてもとても!という感じ。
ネットでサクッと申し込めないものだろうか、と思っちゃいました。

ちなみにPL保険は、どのこの会社でも7月1日が切り替え日。
保険への加入をするならば7月1日付加入が最もお得だそうです。
 

2015年10月16日金曜日

グリーフケアギフトとは

新商品開発やチラシの作成を通じて、改めて「グリーフケアギフトとは何か」を考える機会が増えてきました。

今までホームページ(碧香堂ショップサイト)では
贈ること・受け取ることでグリーフケアが可能なギフト
と定義していましたが、もう一歩具体的にしたい。

そこで考えたのが
・故人の個性を尊重した選択ができること
  ~画一的な品でなく、色や形の選択肢(バリエーション)があること
・遺族の心のケアを意識した言葉を添えられること
  ~メッセージカードや手紙を添えられること
の2点の定義です。

2点目の「遺族の心のケアを意識した言葉」はもう少し分解が必要です。

それってどんな言葉だろう?と考える際に参考になるのが、
「これまで調査してきた欧米でのシンパシーカードの文言」であり
「グリーフケアの精神に乗っ取った言葉」
になると思います。

グリーフケア関連の文献を読んでいて目につくのは「遺族にこんな言葉をかけるのはやめましょう」
という禁止や否定の言葉の羅列。
「ではどんな言葉をかければよいのか?」にふれた文献は少ないです。

また、グリーフケアギフト事業を続けていると
「友人・知人が悲劇的な死別をして励ましたいのだが、どうしてよいのか分からない」
といった喪の体験について相談を受ける機会が多く、
ネット上の質問サイト等を見ていても「遺族に何か言葉を掛けたいけれどどんな言葉をかければよいのか分からない」
という悩みは多く存在するようです。

しかし碧香堂のメッセージ添付サービスをご利用いただくお客様の中には
感動的なオリジナル文章を作成されている方が多数いらっしゃいます。
「自分が死別直後にこんな言葉をかけられたらとてもうれしかったであろう」という文面の数々。
そんなお客様にヒントをいただきながら、碧香堂は「どんな言葉をかければよいのか?」を
追及してゆきたいと考えています。

遺族としての気持ちや感情を説明するだけでなく、論理的・体系的にまとめる。
もしくは、誰もが「こんな文章がよい」と納得する説得力のある例文を提示する。

正解のない難しい道ではありますが、「難しい問題ですよね」で片づけず、
よりよい方法を提案できるようになりたいと思います。

ご意見・ご感想などありましたら碧香堂の問合せフォームからお気軽にお寄せください。
皆様の貴重なご意見を参考にさせていただきます。



写真は、今までに収集してきたシンパシーカードの一部。
左からイギリス・アメリカ・フランスのものです。