2015年5月29日金曜日

小さな広報活動

昨年6月から始まったよろず支援拠点での勤務。

先週、同僚の先生方に個人的にお世話になったため、お礼として碧香堂のろうそくを贈ることにしました。

「このページから、好きなのを1つ選んでください」と7色から選べるグリーフケアギフト-【ろうそくのみのセット】のページをお見せしたところ
「おお、これはすごい」
「こんなにいろんな種類があるの?」
との感想をいただきました。

碧香堂のことは折に触れてお話していますし、
勤務場所のすぐそばには碧香堂のディスプレイコーナーもあります。
先生方とのお付き合いももうすぐ1年になるのですが、
これだけ知られていなかったのだ、と改めて自分の宣伝不足を感じました。

「とてもよい事業だけれど、今までにない習慣を提案するのだから認知徹底が重要だ」
と指摘されることが多い碧香堂のグリーフケアギフト事業。

もっと積極的に宣伝する必要があるようです。

小さなことからコツコツと。
まずは丁寧に心を込めてラッピングいたしました。
新商品のメッセージカードも添えて贈呈。

2015年5月22日金曜日

碧香堂の強みと今後の展開

今週はいろいろなことが重なって「碧香堂の強みとは何か」を改めて考えました。

その結果「遺族であること。遺族の気持ちを代弁できること」に集約されるなと思いました。

この事業を始める時には意識していなかったのですが、
グリーフケアギフト事業をやっていると、「子供を亡くした母親」であることが強みになるのです。

会社員時代は、「子供を亡くした母親」はハンディにしかなりませんでした。
想定外の長い休職を経て復帰すると、社会状況も技術トレンドも社内ルールとして変わっていて。
育児休暇に入る前は「コミュニケーション力の高さ」が私の武器だったのに、復職当初はまだお子さんの話をすることが苦痛に。
そして同世代の「子育てをしながらキャリア継続を頑張っている女性」と比べると、周囲の評価も低くなってしまう。

そういうことが積み重なっての転身だったのだと思います。


そして今後の事業展開を考えてみると、
・喪中見舞いに、お線香以外の選択肢があることをもっと世の中に広めたい。
・喪中見舞いとグリーフケアギフト普及の為に1000円以下の低価格帯商品を開発したい。
・喪中見舞いに添える言葉と遺族の心境を解説したガイドラインを作成したい。
と心が決まりました。

写真は、今までに収集したシンパシーカードとそのカタログ。
これらの情報と、グリーフケアに関するお勉強結果をあわせ、
日本人の遺族の心にフィットする新しいお見舞いのフレーズを提案できたらと思います。

2015年5月14日木曜日

母の日

母の日が終わりました。

お母さまを亡くした方も辛い日だったと思いますが、
唯一の子供を亡くした元・母親にとっても、ちょっとしんどい一日です。

一度母親になるとその感覚はなかなか失われないもの。
母性的な気持ちはまだ残っているのに、自分は世間から母親とみなされない。
なんだか悲しいことであるよ、と毎年思います。

けれど今年は違いました。
私の事情を知っている、とあるメーカーの担当営業さんが
来場者に配るカーネーションのバスソルトを私にもくださったのです。
とっても自然にさりげなく。


私にとって1回目の母の日は出産直後で(+夫も気の効く人ではなく)
2回目の母の日は入院中。
3回目の母の日は死別直後。

一度も母の日のプレゼントをもらったことがなかった私にとっては
初めての母の日のプレゼントです。

「もらってしまったら複雑な気持ちになるかもしれない」と危惧しましたが
そんなことはなく。
ただただ純粋に嬉しかったです。

これが時の力というものなのかもしれません。

3月下旬の息子の命日から始まった私の命日反応シーズンもこれでひと段落。
「自分を労わるシーズン」も終わったので、精力的な活動を再開しようと思います。

2015年5月5日火曜日

支援事例集

平成26年(2014年)6月2日に、経済産業省が「小規模事業者基本法」に基づき、全国の都道府県に設置した「よろず支援拠点」。

私は愛知県の拠点でIT活用の相談を担当しています。
IT業界で培った知識と創業体験を活かした等身大のアドバイスがご好評いただいているのか、忙しい毎日を送っております。

そんな相談事例の中から、名古屋市小幡にある手作りワッフル専門店和諷瑠(わっふる)さんの事例を、
よろず支援拠点全国本部が取りまとめた「平成26年度よろず支援拠点取組事例集」に取り上げていただきました。
私が提出した事例はボツになったのに、逆指名で事例提出を求められ、その締切が義父の葬儀と重なるなど、波乱万丈ではありましたが、頑張って提出してよかったです。

2年目となる今年は、質の高い相談ができるよう精進したいと思います。


ちなみに、事例本文中に出てくる「POPの専門家」は、7年前にツイッターを通じて知り合い交流を深めていた方。
私の創業の経緯をずっと応援していてくださった方で、こんな形でお仕事をご一緒させていただけるとは当時は思いもよりませんでした。

様々な出会いに感謝、であります。



全国の事例をPDFファイルをダウンロードできます。以下のURL中「2.取組事例集」をご覧ください。
http://www.smrj.go.jp/yorozu/jisseki/089726.html

手作りワッフル専門店・和諷瑠HP:http://waffle-nagoya.com/

2015年5月1日金曜日

ネットショップ見学

大手ネットショップの物流倉庫を見学させていただく機会を得ました。

愛知県よろず支援拠点でのセミナーがきっかけで知り合った方から「倉庫管理システムを導入したので見においで」とのお誘い。
私は製造業担当SEとして倉庫管理パッケージシステムを一通り勉強し導入した経験もあるので、興味津々でとても楽しみにしていました。

当日は、同じ経緯で知り合った別業種の大手ネットショップオーナーさんも共に訪問しました。
じっくり見学させていただき、お話を伺い、様々なことを学びました。学んだことをまとめると。

<システム>
・ネットショップ用のパッケージは、他のサービスとの連結が重要
・在庫管理の考え方の基本は製造業と同じ
・JANコードを使って商品管理(SKU-ID=JANコード)

<ラッピング>
・包み方は「これが最も効率よいだろうな」と思われる包み方を採用されていました
・シール・リボンの選び方も、私の研究結果とほぼ同じ
・包装紙はメーカーさんから直仕入(!)

<商売>
・起業直後はコンサル業を営んでいて、その際にメーカーと特別な関係を構築した
・実績がある大手ショップでも、常に新商品開発と新モールの研究を行っている

<メジャーなパッケージソフト>
ネクストエンジン http://next-engine.net/
ロジザード http://www.logizard.co.jp/
通販する蔵 https://www.softel.jp/


ネットショップ店長さん同士は、様々な情報交換を熱心に実施されていました。
お話の端々から、EC業界の市場拡大と共にショップ運営周辺サービス市場も急成長しているのであろうことを実感。

お客様もショップオーナーも、みんなが日本中で困っている段ボール問題も、そのうち良い解決策がでてくることでしょう。
(どなたか、リターナルな、通箱式ダンボールが巡回する仕組み・システムを実現してください!)


私がギフト分野でネットショップを開業するにあたって「課題だ!」と考え、研究対策したラッピングは、ほぼ合格点。
それよりも私が強化すべきなのは「仕入力」「通販力」「リスクテイク力」だと痛感しました。

旬な業界の最前線を垣間見させていただきました。ご縁に感謝です。