2013年10月27日日曜日

工場見学

見本市に参加するために、タイに来ています。

去る10月22日には、既にお取引させていただいている
お線香の工場に訪問させていただきました。

この会社は、バンコク郊外にあるこの地で創業して46年。
工場には併設して従業員の家族用の宿舎があり、
「住居を提供することによって優秀なスタッフを確保している」
とのことでした。

ちょうどこの日は学校がお休み。
スタッフのお子さん達に会うことができました。

工場では、勤続46年と言うおじい様が
お線香の仕上げ作業を担当されていました。
既にリタイアされているそうですが、お金が必要な時だけ、
パートタイムで働きにきてくれるそうです。

無駄のない動きと、鍛え上げられた背中がとても美しく、
しばし見とれてしまいました。

「この素敵な会社のお線香を、もっと日本で広めたい」と改めて思いました。


工場正門近くに来ていた移動駄菓子屋さんに集う子供達。

2013年10月11日金曜日

ショップカード設置@美容院ヒプシュ

名古屋市昭和区杁中にある、美容院ヒプシュ。

こちらに碧香堂の「お花のろうそく」を置かせていただけることになりました!
販売はできませんが、見本としてご覧ください。

オーナーさんに声をかけていただければ、
碧香堂のショップカードもお渡しできます。

この美容院は気さくな女性オーナーが一人でやっていらっしゃるお店で、
キッズカットも対応してます。

お近くのお住いの方、機会があったら足を運んでみてください。



美容院ヒプシュ

<メニュー>
CUT  ¥4,700
PARM(C・S・B付) ¥8400~
COLOR  ¥4,700~

小学生未満CUT(S・B無)  ¥1,000
小学生CUT(S・B無)  ¥2,100
中学生CUT(S・B付)  ¥3,600
高校生・大学生CUT(S・B付) ¥4,200

< 営業時間>
AM9:30~(受付PM6:30まで)
定休日:毎週月曜日と第2・3月曜に続く火曜日

<アクセス>
鶴舞線いりなか駅2番出口から徒歩1分
駐車場あり
愛知県名古屋市昭和区隼人町6-8 ぴあはやと2F
※サンクスのビルで、コメダと同じフロアにあります。

<連絡先>
TEL:052-861-2005

< 特徴>
予約必須。施術は一度に1人限り。
その分じっくり相談できます。

2013年10月10日木曜日

ショップカードができました

碧香堂のショップカードができました!

本日出荷分から同封させていただきます。


デザインは、高山マサエさん。
ショップのイメージと商品をわかりやすくデザインしてくださいました。

やさしい雰囲気が気に入っています。

高山さんにデザインを依頼したい方、
ご紹介いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

2013年10月9日水曜日

碧香堂の線香立て

こんにちは。碧香堂(へきかどう)店長のかとうです。
今日は碧香堂のオリジナル線香立てについてお話します。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

お線香の輸入にはなんとか成功。
しかし、私がこのお線香をお届けしたい方の大半は、突然大切な家族を亡くされた方。
線香立てを持っていない方もたくさんいらっしゃると思います。

そこで「線香立ても一緒にお届けしたい」と考え
線香メーカーに「線香立ても売ってくれないか?」と打診してみました。
ところが、「わが社は線香専業メーカーで、線香立ては他社から仕入れている。
日本人の厳しいチェックに耐えうる商品を納入する自信がない」
と断られてしまいました。

日本人の品質へのこだわりは、タイでも有名なんですね

碧香堂のお線香は、日本の伝統的なタイプのお線香に比べ、
ほんの少しだけ太いのです。
日本製の線香立ての大半はこのサイズにも対応しているのですが、
他店と同じものを取り扱っても差別化になりません。
特に、開店当初は大量に仕入れることが難しいので、
他店と比べて割高なお値段になってしまうそうです。

「どうしたものか?」と思った瞬間、頭に浮かんだのは義理の母。

私のお姑さんは、陶芸作家さんなのです。
なんでも、若いころにPTAの陶芸教室に参加してから陶芸に魅せられ、
今では自身の工房を構え、生徒さんも大勢いらっしゃると聞いていました。

お正月にご挨拶に伺った際に、お線香を持参して相談してみると
「あら、そんなのうちで作ればよいじゃない」とのお答えが!

義母は茶道具から日常使いの食器までいろいろなものを作るのだそうですが、
お線香やろうそくが好きで、香立ても何度か作ったことがあるのだそう。
線香立てに必要な機能や作り方のコツについていろいろと教えていただきました。

こうして私は、義母の工房に通って、線香立てを作らせていただくことになりました。

(それまで、夫の実家には盆暮れのご挨拶くらいにしか伺わなかったのに、
突然、婚家に足しげく通うお嫁さんに)

試行錯誤を繰り返し、ギフトセットに入っている菊型のこのタイプを
量産することに決定しました。

現在は「釉薬がかかったものの方がよい」という声にお応えして
「どんな釉薬がよいか」を試しています。

現在、碧香堂の線香立ては、完全オリジナルかつ、
1点づつ手作りでお届けしております。

そのため、販売できる数量が限られてしまっております。
(ギフトセットの在庫数が少ないのは、線香立ての数が限られているからなんです)

年末までには、もっと数多くのギフトセットをご提供できるよう、
他の方法も含め検討しております。

しばらくは、この手作りお線香立てのご愛顧をよろしくお願いいたします。

手作りお線香立て入りギフトセット:http://griefcaregift.com/?pid=61135983

2013年10月4日金曜日

碧香堂のお線香

「創業物語」というカテゴリを設けました。
輸入・小売り未経験の私が創業するまでの出来事を記録できればと思います。

今日は、碧香堂のお線香との出会いについて書かせていただきます。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

碧香堂のお線香は、8cmと短く、現在27種類の香りとカラフルな色が特徴です。

私は、8年前に大切な家族を亡くしました。
その際、たくさんの贈り物をいただきました。
桐箱に入った立派なお線香や、白いお花が多かったです。

お気持ちは大変ありがたかったのですが、急に故人の個性が塗りつぶされ、
「死者」としてひとくくりにされてしまったような、寂しさを感じました。

その後私はリビングに現代的な仏壇を用意し、毎日お線香をあげるようになりました。
私にとって、お線香をあげる時間は、突然断ち切られてしまった家族との対話を取り戻すための時間でした。

しかし、伝統的な香りのお線香は、つらかったお葬式のことを思い出させる香りです。
どんな高価なお線香でも、どうも気分がふさぎました。
またその香りは、生前の家族のイメージや、我が家のリビングに似合わないなとも感じました。

そんな時、私の気持ちを救ってくれたのは、幼馴染がタイから送ってくれた色とりどりのお線香でした。
ハーブの香りやスパイスの香りがするお線香。
ハッとするほど新鮮な香りで、「今日はどのお線香にしようかな」と選ぶのが楽しくなりました。
お線香をあげる時に、「いちごの香りのお線香だって。どんなのかな?」と対話のきかっけにもなりました。

「こういうお線香が、日本でも買えるようになればいいのに。」
「このお線香は竹の棒がついているタイプだけれど、もっと短くてお線香だけのタイプだったらいいのに。」

そんなことをぼんやりと思いました。これが碧香堂のはじまりです。

それから3年。
なんとか気持ちに折り合いをつけ、社会復帰した私は、
仕事でバンコクを訪れることになりました。
そして、お線香を送ってくれた幼馴染とバンコクで再会。
休日に彼女に連れられて行ったショッピングで、とあるお線香を発見しました。

数えきれないほどの種類の香りと色。
短くて、竹の棒がないタイプ。

「これぞ私が求めていたお線香ではないか」と衝撃を受けました。
そして、店頭にある全ての種類のお線香を、3袋ずつ買い求めました。

お店を後にする際、パンフレットとショップカードが目に留まりました。
お店の方はそれに気づき「これも入れておくね」と、カードを袋に入れてくれました。

帰国した私は、このお線香とカードを大事に保管しました。
大事に大事にお線香を使いながら、
「このお線香を必要としている人は、私以外にもたくさんいるはずだ」と思いました。

そして、それからさらに2年。

紆余曲折を経て、このお線香を碧香堂としてお届けできるようになりました。
(長くなるので、この紆余曲折はまた別途・・・)

「私はこのお線香と出会ったので、起業した」といっても過言ではありません。
長年IT業界にいた私が、全く経験のない輸入販売の仕事に飛び込んだのも、このお線香と出会ったからなのです。

そんな碧香堂のお線香は、
・8cmと短く、現代的な仏壇にもぴったり
・いろんな種類の色と香りがあるので、選ぶのが楽しい
が特徴です。

当初23種類でスタートしましたが、この秋から新たに4種類が仲間入りし、全27種類になりました。
今後も仲間は増えてゆく予定です。

もし、あなたの周囲に、かつての私と同じよう寂しさを味わっている方がいらっしゃったら、
碧香堂のお線香をご紹介していただければと思います。

碧香堂では、私自身の経験を踏まえて、お線香の香りは「燃焼前」「燃焼時」「残り香」の3段階での香りを記述しています。
お部屋に閉じこもりがちな遺族にとって、「残り香」は重要だと感じたからです。

香りの感じ方には個人差があるので、私自身の感想だけでなく、
アロマテラピストの資格を持つ香りに詳しい知人と、
普段あまりお線香を使わない友人に協力をいただきました。

マンションと一戸建て、それぞれの環境で試していますので、
普遍性のある記述になっているかと思います。

この季節にお勧めの香りはこちらになっております。


秋にお勧めの香り6種:http://griefcaregift.com/?pid=64451637