2013年11月14日木曜日

グリーフケア・アドバイザー講座

こんばんは。碧香堂店長のかとうです。

私は、タイに旅立つ直前の10月11日に
「グリーフケア・アドバイザー」講座に参加してきました。

この事業をやっていく上で、
グリーフケアの正確な知識が必要になると思ったからです。

「グリーフケア」の「グリーフ」は「悲嘆・悲しみ」のことで、
特に死別の痛みを差します。
死別の痛みを癒すには、特別なケアが必要です。
この特別なケアを「グリーフケア」と呼びます。

しかし、日本では、グリーフケアはあまり重要視されていません。

周囲の方に、
「いつまでも泣いていたら故人が悲しむからしっかりしなさい」
「早く納骨しないと、成仏できないよ」
「喪中の葉書もきちんと出しなさいよ」
と追い立てられ、辛い思いをした方も多いのではないでしょうか。

この講座は、日本グリーフケア協会が実施しているもので、
基本となる講座のテキストは、もともとは看護師さん向けに書かれたもののようでした。

参加者は、医療関係の方と葬儀関係の方、介護関係の方が中心とのこと。
少なからず、当事者である遺族もいたようですが、
ワークなどには、遺族にはつらい内容も含まれていました。
あやうくフラッシュバックしかけることも何度か。

それでも一日頑張って、様々な訓示と刺激を受けました。

中でも、
「英国にはクルーズという国家的な組織がグリーフケアを担っている」
という事実には驚かされました。

組織のトップはエリザベス女王で、
組織の運営には、政治家や英国国教会だけではなく、
カトリックやユダヤ教などの関係者も加わり、
宗教横断的なサポートが実施されているそうです。

英国の国家的な死別のケア組織HP:Cruse Bereavement Care

また、アメリカでは、各地の病院やカウンセリング施設、教会などで
誰もが気軽に死別のケアを受けることができるようです。

私自身にとっては、講座の内容はまだ刺激がつよく、
当分の間、グリーフケアをアドバイスする側には回れないと感じました。

しかし、このブログや碧香堂の事業を通じて、
グリーフケアの情報を伝えることはできます。

講座で学んだことや、
今までの経験を通じて身に着けたサバイバル術的なことを、
このブログを通じて、徐々に皆様にお伝えできれば、
と考えています。


まだまだよちよち歩きの事業ですが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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