2015年1月22日木曜日

死別のお知らせと遺族の心境

年末年始に「友人の家族の訃報は聞いたが、本人からの連絡が来ないので対応に悩んでいる」
というご相談を複数いただきました。

死別直後の遺族にとって、親族の死去を他人に伝えるというのは、大変気がすすまない、
大きく消耗する作業です。

最低限必要な相手に伝えるのでも精一杯。
あとは勝手に連絡をまわしてくれれば、というのが当時の私の心境でした。
とにかく死別というショックに直面するのに精いっぱいで、
他人のちょっとした反応や失言にひどく傷ついてしまう状態なのです。

同じように早すぎる死別を味わった友人達も同じ心境を経験をしているようです。

もしあなたが、ご遺族と普段から親しく交流している方ならば、せひ一歩踏み込んで
「あなたの辛さを想っている」「手助けできることがあれば言って欲しい」
ということをメールか手紙で伝えてあげて欲しいです。

しかし、もし普段からさほど交流がない相手ならば、
お相手の気持ちがひと段落するまでそっと見守るのが、最善の策だと思います。


よろしければ、こちらの過去ブログ記事も参考にしてみてください。
イギリスの死別ケア組織Cruesのガイドラインを和訳し、解説したものです。
周囲の方へ -遺族の方を助ける方法

また、手紙の文面に悩んだら、碧香堂が用意している挨拶状の文面も参考にしてみてください。
■お悔やみのご挨拶状【無料】http://griefcaregift.com/?pid=67622753

Cruse Bereavement CareのHPのグリーフケア情報を紹介した当ブログの他の過去記事
遺族の方へ -自分を助ける方法
遺族の方へ-年末年始の過ごし方
子供との死別

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