2013年10月9日水曜日

碧香堂の線香立て

こんにちは。碧香堂(へきかどう)店長のかとうです。
今日は碧香堂のオリジナル線香立てについてお話します。

☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜

お線香の輸入にはなんとか成功。
しかし、私がこのお線香をお届けしたい方の大半は、突然大切な家族を亡くされた方。
線香立てを持っていない方もたくさんいらっしゃると思います。

そこで「線香立ても一緒にお届けしたい」と考え
線香メーカーに「線香立ても売ってくれないか?」と打診してみました。
ところが、「わが社は線香専業メーカーで、線香立ては他社から仕入れている。
日本人の厳しいチェックに耐えうる商品を納入する自信がない」
と断られてしまいました。

日本人の品質へのこだわりは、タイでも有名なんですね

碧香堂のお線香は、日本の伝統的なタイプのお線香に比べ、
ほんの少しだけ太いのです。
日本製の線香立ての大半はこのサイズにも対応しているのですが、
他店と同じものを取り扱っても差別化になりません。
特に、開店当初は大量に仕入れることが難しいので、
他店と比べて割高なお値段になってしまうそうです。

「どうしたものか?」と思った瞬間、頭に浮かんだのは義理の母。

私のお姑さんは、陶芸作家さんなのです。
なんでも、若いころにPTAの陶芸教室に参加してから陶芸に魅せられ、
今では自身の工房を構え、生徒さんも大勢いらっしゃると聞いていました。

お正月にご挨拶に伺った際に、お線香を持参して相談してみると
「あら、そんなのうちで作ればよいじゃない」とのお答えが!

義母は茶道具から日常使いの食器までいろいろなものを作るのだそうですが、
お線香やろうそくが好きで、香立ても何度か作ったことがあるのだそう。
線香立てに必要な機能や作り方のコツについていろいろと教えていただきました。

こうして私は、義母の工房に通って、線香立てを作らせていただくことになりました。

(それまで、夫の実家には盆暮れのご挨拶くらいにしか伺わなかったのに、
突然、婚家に足しげく通うお嫁さんに)

試行錯誤を繰り返し、ギフトセットに入っている菊型のこのタイプを
量産することに決定しました。

現在は「釉薬がかかったものの方がよい」という声にお応えして
「どんな釉薬がよいか」を試しています。

現在、碧香堂の線香立ては、完全オリジナルかつ、
1点づつ手作りでお届けしております。

そのため、販売できる数量が限られてしまっております。
(ギフトセットの在庫数が少ないのは、線香立ての数が限られているからなんです)

年末までには、もっと数多くのギフトセットをご提供できるよう、
他の方法も含め検討しております。

しばらくは、この手作りお線香立てのご愛顧をよろしくお願いいたします。

手作りお線香立て入りギフトセット:http://griefcaregift.com/?pid=61135983

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