先日発表した碧香堂の新しいグリーフケアギフトパッケージ。
欧米で盛んなシンパシーカードの習慣を日本風にアレンジした、新しいパッケージです。
欧米には、友人や知人が身近な人を亡くしたことを知った時、お見舞いのカードを送る習慣があります。
このカードは「シンパシーカード」「コンドレンスカード」と呼ばれ、様々なデザインや文言があります。
亡くなった方との関係やお見舞いの気持ちに合わせてカードを選ぶことができます。
碧香堂では、アメリカやフランス・イギリスなどのシンパシーカードを調査してきました。
(当ブログのタグ:シンパシーカードで過去の関連記事がまとめて読めます。)
日本では、訃報を知った時に、ご遺族へお線香やお香典、花などを贈る習慣がありますが、そこには選択のバリエーションはとても少ないです。
「失礼にならないこと」が重視され、無難で無個性なギフトが主流を占めています。
碧香堂の新しいグリーフケアギフトは、10種類のタグを選んで添えることができます。
モダンなデザインに、お見舞いの言葉を英語で表記。
シンパシーカードでよく見かけるフレーズから、「遺族としてこんな言葉がうれしい」と感じるものを選びました。
近年増えてきている「ペットを亡くした方への贈り物」にも対応できるよう、動物のアイコンも用意しました。
「カー
ドだけではなんだか気が引ける」という日本の文化にあわせて、碧香堂のお線香とろうそくのもセット。
箱の内部には
"故人様のご冥福を心よ
りお祈りいたします。大切な方との対話の時間にいろどりを添えられれば幸いです。
どうぞお身体を大切にお過ごしください"
というメッセージを記しました。
これが、碧香堂の提案する「日本版シンパシーカード」。
名古屋市の国際デザインセンター様に協力を仰ぎ、デザイナーの方にデザインしていただきました。
「失礼にならないこと」よりも「ご遺族の心情を思いやる気持ち」を優先させた新しいギフト。
この冬、かつての私のようなご遺族にこのギフトを届けられたら嬉しいです。
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