2014年7月15日火曜日

創業一周年の誓い

碧香堂の運営会社OfficeWanibe(オフィスワニベ)は7月3日に創業一周年を迎えました。

友人知人の皆様の購入に支えられてスタートした碧香堂も、
最近では、見知らぬ方から定期的にご購入いただけるようにました。

しかし、売上高は決して大きくなく、
低コスト運営を心がけているので大赤字にこそなりませんが、
初期投資費用(買い付けの為の旅費など)を回収できるのはいつになるのだろう・・・
と不安だった昨今。

今年5月から週3日の定職をいただき、生活費はこちらで確保できることになりました。
また、このお仕事はただのアルバイトでなく今までの職歴と創業経験を活かせる
コンサルタント的な公職のお仕事。
「コンサルタントとして起業したい」と考えている方から見たら、
のどから手が出るほどの貴重なポストです。

また、この仕事がきかっけとなり、個人的に講演や講師のお仕事もお声がけいただくケースも
ちらほら出てきました。

そして、複数の方から
「碧香堂はもうやめて、コンサルタントとして仕事をしては?」
「あなたは輸入販売より、コンサルタントの方が向いているのでは?」
というアドバイスをいただくようになりました。

ううーむ。

確かにこの新しいお仕事はやりがいがあり、勤務時間以外でも勉強や調査が必要になるなど
本気で取り組む必要があります。
平日の2日間と週末は碧香堂事業に充てられるはずでしたが、
疲れ切って倒れ込むように眠り続けてしまったり、
下調べに時間を費やして、碧香堂事業がおろそかになっている感も否めませんでした。

「碧香堂事業ができない!」とぼやき、
「碧香堂のグリーフケアギフト事業と、公務のコンサルタント業務をどうやって両立するのか、
どちらを優先させるべきなのか」
と悩んだこの1か月間。

先週1週間じっくり考えて、なんだかふっきれ、結論を出すことができました。


私は、グリーフケアギフト事業を辞めることはできません。
これは私にとってライフワークであり、
自分自身のグリーフケアとしても必要な作業だからです。

かといって、月商〇〇万円!と売り上げ規模を誇ったり、
輸入業者として取扱い量を増やして独占販売権の獲得を目指すのも
私の事業目的とは少々異なります。

碧香堂事業の目的は、グリーフケアギフトの普及。
ご遺族の方が、贈り物によって傷つくことを少しでも避けたい。
故人の個性を尊重したギフトと受け取り、慰められる瞬間を少しでも増やしたい。
「喪のギフトの世界を変えたい」というのが私の創業の動機です。

新しい概念や習慣を普及させるのには、1店舗の活動だけでは限界があります。
必要となるのは、売り上げ拡大でなく、普及活動であり広報活動でしょう。

であるならば、コンサルタントとしての講演や講師のお仕事も、
その助けになるはずです。

実際に、公務のお仕事が始まってから、オフィスワニベのフェイスブックページ
の閲覧数(リーチ)は2.5から3倍に急増しました。

私にとって、対面で自分自身の経験を語るのは、未だに緊張を伴います。
さすがに言葉や表現を選ぶ技には磨きがかかり、
聞き手の反応に傷つくことは少なくなりましたが、
思わぬ瞬間に過去の痛みがよみがえり、辛い気持ちに襲われることが
しばしばあるからです。

それでも、その活動がグリーフケアギフトの普及につながるのならば、
取り組む価値はあるはずでしょう。


碧香堂のグリーフケア事業の広報の為にも、コンサルタント業務も全力でやる。

とりあえずこの一年間は、この方針で活動してゆこうと思います。

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